【3.11】「ショッピングセンターで被災した私と幼い娘たち。逃げる人々に続いて階段に向かうと、ヤンチャそうな中学生グループが...」(福島県・40代女性)
シリーズ読者投稿〜忘れられない「あの人」と〜 投稿者:Kさん(福島県・40代女性)
ちょうど12年前の、2011年3月11日。福島県会津若松市に住んでいたKさんは、5歳と1歳の娘たちと一緒に、ショッピングセンターで被災した。
館内では人々が我先にと階段へ向かい始め、Kさんたちがそれに続くと......。
<Kさんの体験談>
東日本大震災のあの日、福島県会津若松市在住の私は5歳の長女と1歳の次女を連れてショッピングセンターにいました。
2階の真ん中あたりにいるときに今まで体験したことのない揺れを感じ、娘2人を抱えるようにして踏ん張っていると、周りが我先にと階段に向かいはじめたので、私もその後に続きました。
「ユウセンサセッペ」と友人に言って...
階段に着くと、ちょっとヤンチャしていそうな中学男子のグループがいました。
その中の1人が私たちを見てこう言いました。
「ユウセンサセッペ」
一瞬、何のことかわからずにいると、その子たちはサッと道を避けてくれて......。その時にさっきの言葉の意味が「優先させてあげよう」だったと気づきました。
私は「ありがとう」と言って先に下りさせてもらいました。
1か月ほど経って落ち着いてからお礼をしようと思ったのですが、混乱していたので、その子たちの着ていた中学校のジャージの色さえうろ覚え。仕方なく心当たりのあった1校に電話をし、校長先生に経緯とお礼の言葉を伝えましたが、その子たちにちゃんとお礼がしたかったです。
今でもその優しさを思い出し、涙が溢れます。ありがとう。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)
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