パリッコのおつまみ革命 第43回 酒場の定番「じゃがバター」がサッポロ一番塩らーめんと融合進化! 「サッポロ一番塩じゃがバター」
マイナビニュース2024年3月27日(水)11時0分
以前、なんだか無性にじゃがバターが食べたくなって、ちょうど家にじゃがいもがあったんで、ネットで簡単な作りかたを検索してみたんです。
そうしたら、「よく洗って芽をとったじゃがいもを、濡れたままラップでくるみ、電子レンジ600wで5分チン。あとは十字に切り込みを入れてバターをのせるだけ」というレシピを見つけまして。
ほぼ手間なしで熱々のじゃがバターが食べられるということで、それ以来、家飲みのお気に入りおつまみとして、よく作るようになりました。
で、僕はじゃがバターには「塩ぱらり」派なんですよね。バター醤油味というのも捨てがたいというか大好きなんですが、やっぱりじゃがいも本来の、ほくほくねっとりとして、どこか垢抜けない野暮ったい美味しさをぞんぶんに感じるのには、塩がベストな気がして。
ただ、それを食べるたびに思っていたことがあります。みんな大好き「サッポロ一番」。その「塩味」の、あれ以外にないオリジナルな風味とじゃがバターって、めちゃくちゃ合いそうだよな〜、と。
だけど、どうやって合わせるか? 塩ラーメンを作ってその上にじゃがバターをのせても、うまいだろうけど融合とまではいかなさそうだし……。などと、しばらくずっと考えていたんです。ところが先日、ぼーっと見ていたTV番組で大ヒントをもらったんですよね。なんでも、栃木県栃木市のご当地グルメに、ごろごろと切ったじゃがいもを具に加えた「じゃがいも入り焼きそば」なるものがあるらしい。それを参考に、サッポロ一番を、ラーメンではなく焼きそば風にアレンジすれば、じゃがバターとの融合度の高い一品が作れそうな気がする! 名づけて「サッポロ一番塩じゃがバター」。さっそく作ってみましょう!
○さすがポロイチ。汁なしアレンジもうまい!
今回は、じゃがいもを洗ったりふかしたりの行程さえも手抜きしてしまおうということで、写真のような下ゆで済みのじゃがいもを使います。たいていのスーパーなどで売っていて、日持ちもするし、じゃがいも料理の「ちょっと面倒そう」というハードルをなくしてくれるので、ものすごく便利なんですよね。
このじゃがいもを食べやすい大きさにカットし、油を引いたフライパンを弱〜中火で熱して、じわじわと温めておきます。
同時に、サッポロ一番の麺を、規定の3分間ゆでましょう。
麺がゆだったらざるにとり、よく水気を切って、じゃがいものフライパンへ。火加減を中〜強火くらいに強め、じゃがいもや麺の表面がちょっと焦げるくらいまで炒めていきましょう。
そしたらここで、バターひとかけ、そして、麺に付属の粉末スープを、味をみながら加えていきます。汁がないぶん、全部入れてしまうとしょっぱくなってしまうので注意。個人的には、1/2袋くらいがちょうどいいと感じました。
全体がよく混ざったらお皿に盛って、仕上げに付属のごまと、バターをもうひとかけのせたら完成。
主役はあくまでじゃがバターなので、じゃがいも入り焼きそばというよりは、麺が添えもののじゃがいも料理的な見た目で、我ながらそのインパクトがいいですね。
当然、まずはバターが溶けたあたりのじゃがいもをそのまま食べてみます。
するとこれが予想どおり! かすかにカレー粉っぽい香りを感じるサッポロ一番独特の味わいと、ごまの風味などが絡み合い、いつものシンプルじゃがバターから一歩進んだ、ちょっと手の込んだ一品料理の味わいになっています。
また、発見だったのが土台の焼きそばで、いつものようにラーメンとして作ると、汁が冷めないうちにという気持ちもあってあっという間にすすり終わってしまいますが、汁なしにすることでつまみ力がものすごく高まる。そしてシンプルに、焼きそばアレンジのサッポロ一番が、うまい! 交互に食べると、じゃがいもよりも麺により絡んだ強めの塩気が、じゃがいもの甘さを引き立ててくれて、ものすごくいい組み合わせですよ、これ。
思いつきで作ってみたけど、想像以上の相性だったな。じゃがバターとサッポロ一番塩ラーメン。実際のところ、おすすめです。
○【材料】
・じゃがいも:好きなだけ
・「サッポロ一番塩ラーメン」:1袋
・バター:20g
※すべての分量は目安です。お好みで調整してください。
○【作りかた】
1.フライパンに油を引いて、火を通して適度な大きさにカットしたじゃがいもを炒める。
2.「サッポロ一番塩らーめん」の麺を3分ゆで、水気を切ってフライパンに加える。
3.バター10gとサッポロ一番に付属の粉末スープ1/2袋を加え、よく炒め合わせる。
4.お皿に盛って、付属のごまとバター10gをのせる。
パリッコ ぱりっこ 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。 この著者の記事一覧はこちら
そうしたら、「よく洗って芽をとったじゃがいもを、濡れたままラップでくるみ、電子レンジ600wで5分チン。あとは十字に切り込みを入れてバターをのせるだけ」というレシピを見つけまして。
ほぼ手間なしで熱々のじゃがバターが食べられるということで、それ以来、家飲みのお気に入りおつまみとして、よく作るようになりました。
で、僕はじゃがバターには「塩ぱらり」派なんですよね。バター醤油味というのも捨てがたいというか大好きなんですが、やっぱりじゃがいも本来の、ほくほくねっとりとして、どこか垢抜けない野暮ったい美味しさをぞんぶんに感じるのには、塩がベストな気がして。
ただ、それを食べるたびに思っていたことがあります。みんな大好き「サッポロ一番」。その「塩味」の、あれ以外にないオリジナルな風味とじゃがバターって、めちゃくちゃ合いそうだよな〜、と。
だけど、どうやって合わせるか? 塩ラーメンを作ってその上にじゃがバターをのせても、うまいだろうけど融合とまではいかなさそうだし……。などと、しばらくずっと考えていたんです。ところが先日、ぼーっと見ていたTV番組で大ヒントをもらったんですよね。なんでも、栃木県栃木市のご当地グルメに、ごろごろと切ったじゃがいもを具に加えた「じゃがいも入り焼きそば」なるものがあるらしい。それを参考に、サッポロ一番を、ラーメンではなく焼きそば風にアレンジすれば、じゃがバターとの融合度の高い一品が作れそうな気がする! 名づけて「サッポロ一番塩じゃがバター」。さっそく作ってみましょう!
○さすがポロイチ。汁なしアレンジもうまい!
今回は、じゃがいもを洗ったりふかしたりの行程さえも手抜きしてしまおうということで、写真のような下ゆで済みのじゃがいもを使います。たいていのスーパーなどで売っていて、日持ちもするし、じゃがいも料理の「ちょっと面倒そう」というハードルをなくしてくれるので、ものすごく便利なんですよね。
このじゃがいもを食べやすい大きさにカットし、油を引いたフライパンを弱〜中火で熱して、じわじわと温めておきます。
同時に、サッポロ一番の麺を、規定の3分間ゆでましょう。
麺がゆだったらざるにとり、よく水気を切って、じゃがいものフライパンへ。火加減を中〜強火くらいに強め、じゃがいもや麺の表面がちょっと焦げるくらいまで炒めていきましょう。
そしたらここで、バターひとかけ、そして、麺に付属の粉末スープを、味をみながら加えていきます。汁がないぶん、全部入れてしまうとしょっぱくなってしまうので注意。個人的には、1/2袋くらいがちょうどいいと感じました。
全体がよく混ざったらお皿に盛って、仕上げに付属のごまと、バターをもうひとかけのせたら完成。
主役はあくまでじゃがバターなので、じゃがいも入り焼きそばというよりは、麺が添えもののじゃがいも料理的な見た目で、我ながらそのインパクトがいいですね。
当然、まずはバターが溶けたあたりのじゃがいもをそのまま食べてみます。
するとこれが予想どおり! かすかにカレー粉っぽい香りを感じるサッポロ一番独特の味わいと、ごまの風味などが絡み合い、いつものシンプルじゃがバターから一歩進んだ、ちょっと手の込んだ一品料理の味わいになっています。
また、発見だったのが土台の焼きそばで、いつものようにラーメンとして作ると、汁が冷めないうちにという気持ちもあってあっという間にすすり終わってしまいますが、汁なしにすることでつまみ力がものすごく高まる。そしてシンプルに、焼きそばアレンジのサッポロ一番が、うまい! 交互に食べると、じゃがいもよりも麺により絡んだ強めの塩気が、じゃがいもの甘さを引き立ててくれて、ものすごくいい組み合わせですよ、これ。
思いつきで作ってみたけど、想像以上の相性だったな。じゃがバターとサッポロ一番塩ラーメン。実際のところ、おすすめです。
○【材料】
・じゃがいも:好きなだけ
・「サッポロ一番塩ラーメン」:1袋
・バター:20g
※すべての分量は目安です。お好みで調整してください。
○【作りかた】
1.フライパンに油を引いて、火を通して適度な大きさにカットしたじゃがいもを炒める。
2.「サッポロ一番塩らーめん」の麺を3分ゆで、水気を切ってフライパンに加える。
3.バター10gとサッポロ一番に付属の粉末スープ1/2袋を加え、よく炒め合わせる。
4.お皿に盛って、付属のごまとバター10gをのせる。
パリッコ ぱりっこ 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。 この著者の記事一覧はこちら
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