コンビニのアイスコーヒー、どれが一番美味しい? セブン、ローソン、ファミマを飲み比べてみた
どこのが一番好き?
気温も上がり、そろそろアイスコーヒーが飲みたくなる季節になってきた。セブンイレブンの「セブンカフェ」、ローソンの「マチカフェ」、ファミマの「ファミマカフェ」。ほぼ同じ価格帯で提供されるコンビニコーヒーたち。いつもは飲みたくなったタイミングで近くの店舗に寄って買う程度だが、味の違いはあるのだろうか? 3社のものを飲み比べてみた(取材・文:中山道登)
3社とも最小サイズはまったく同じ値段
そんなことでセブン、ローソン、ファミマをサクサク回って「アイスコーヒー」を買ってきた。今回3社で値段が完全に揃えてあることに、改めて気づいた。
3社とも最小サイズが120円(税込み)だ。ただ、そのひとつ上のサイズは、セブン(L)とファミマ(M)が210円(税込み)、ローソン(M)は220円(税込み)となっている。今回は、ひとつ上のサイズを3つ購入した。飲み比べてみると、それぞれかなり違う特徴があった。
セブンカフェ
セブンカフェは口に含んだ瞬間、特徴的なナッティな香りがひろがる。「セブンカフェの味といえばこれ」という安心感がある。他に比べると香りが強めなため、好みがわかれるポイントではあるし、毎日これだけだと飽きるかもしれない。甘みや酸味、苦みはこの後に飲んだファミマとローソンの中間ぐらいの印象だった。
ローソン(マチカフェ)
ローソンのマチカフェはひと口めからスッキリ、あっさりしているなと感じた。コーヒーの香りや甘みは十分ある。2023年5月のリニューアル時には「コク深くなった」と強調されまくっていたのだが、正直そこまででもないと感じた。
酸味は比較的少なく、やはり飲みやすさが際立つ。シンプルに喉を潤したいときや食事タイムのお供などで、量をゴクゴクと飲みたいときには、これがベストだと思った。
ファミマカフェ
ファミマカフェは、他に比べて「ドーン」と強い苦みと甘みを感じた。酸味も比較的強く、後味もスモーキーで口中が一気にコーヒーの世界に持って行かれる。
自分なら気分転換でさっぱりしたいときや、濃い目の味付けの食事をした後、口の中をリフレッシュしたいときには、ファミマカフェを選ぶと思う。(なお、ファミマには「エチオピア・モカ」という華やか系のアイスコーヒーも用意されていたが、価格帯が違ってちょっと高かったので今回は買わなかった)。
全体的な感想
筆者はコーヒーを毎日淹れて飲んでいるし、外出時には大手チェーン店のコーヒーもよく飲んでいるが、今回試した3社のアイスコーヒーは十分に美味しかった。円安で食品の値段が上がっている中でこれが120円で手軽に手に入れられるのには、大手の資本力を感じざるを得ない。優劣は感じず、そのときの気分に応じて選ぶ商品を変えるのがよさそうだと感じた。
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