別居経験者の約2割が「家庭内別居」を選択したと回答……その理由とは?
離婚の課題解決型マッチングメディア「リコ活」を運営するリライフテクノロジーは、別居経験者(家庭内別居含む)を対象に「別居事情」に関する調査を実施しました。
夫婦間に生じた深い溝……「別居」を選択した人の実態とは?
夫婦の関係に深い溝が生じると、離婚について考えるようになるかと思います。
しかし様々な事情から、実際に行動に移すのはちょっと……とためらっている人も多いのではないでしょうか。
実は中にはその状態から別居という選択肢をとり、解決した人もかなりいるそうです。実際に別居をした人の実態はどんなものなのでしょうか。
そこで今回、別居経験者(家庭内別居含む)を対象に、「別居事情」に関する調査を実施。そのリアルな実態を探っています。
別居に踏み切った理由、最多は「同居のストレス」!
はじめに、どちらから別居を申し出たのか聞きました。
「別居を申し出たのはどちらですか?」と質問したところ、「自分(43.0%)」が最も多く、次いで「お互いに(25.6%)」「相手(22.7%)」と続きました。
続いて、「別居をした理由を教えてください(複数回答可)」と尋ねたところ、「同居によるストレスから解放されるから(26.8%)」が最多に。次いで「自分の気持ちを整理したいから(25.7%)」「対面だと冷静に話し合いができないから(21.9%)」「相手に事態を真剣に受け止めてほしいから(11.2%)」「相手が別居を申し出たから(11.2%)」と続きました。
一緒に住むことが大きなストレスになり、別居を決心した人が多いことが明らかになりました。
約2割が「家庭内別居」を選択、その理由とは?
次に、「別居期間を教えてください ※現在も続いている方は別居開始時からの期間をご回答ください」と聞いたところ、「3ヶ月未満(25.6%)」と回答した人が最も多い結果となりました。
次いで「3ヶ月〜半年未満(14.5%)」「半年〜1年未満(18.7%)」「1〜3年未満(18.6%)」「3〜5年未満(8.9%)」と続きます。「3ヶ月未満」が約3割と最も多かったものの、別居が1年以上続いている人も約40%いることが明らかになりました。
続いて、「どのような形で別居していますか(していましたか)?」と質問したところ、「別々の家(74.3%)」が最も多く、次いで「家庭内別居(23.3%)」と続きました。約2割が「家庭内別居」を選んだことがわかります。
別々の家で暮らすのではなく、家庭内別居を選択した理由を聞いています。
■別居ではなく、家庭内別居を選んだ理由とは?・仕事、子どもの学校など普段の生活を続けるため(40代/女性/パート・アルバイト)・お金がかからないから(40代/女性/パート・アルバイト)・お互い寝泊りする場所が無いので家庭内別居を選びました(50代/男性/会社員)・自分の家族に心配をかけたくないから(50代/女性/パート・アルバイト)
子どもがおり、普段の生活を続けるために家庭内別居を選んだという回答が多く寄せられています。また、金銭的な問題を理由に挙げる人も複数見られました。
別居時の「お金」や「子ども」事情って? みんなはどうしてる?
では、家庭内別居の場合、相手とどのような生活をしているのでしょうか。
「家庭内別居では相手とどのような生活を送っていますか(送っていましたか)?(複数回答可)」と質問したところ、「会話がない、または最低限の会話しかない(66.1%)」が最多に。
次いで「別々の部屋で過ごしていて、寝室も分けている(42.4%)」「事務連絡はLINEやメールなどを使う(28.4%)」「ご飯を作らない、一緒に食事をしない(27.1%)」「意識的に顔を合わせない(23.7%)」「目を合わせず、お互いの存在を無視している(22.0%)」と続きました。
会話や食事を一緒にせず、同じ空間にいる時間を可能な限り減らしている人が多いことがわかります。
次に、「生活費などはどのように賄っていますか(賄っていましたか)?別居時のお金事情を教えてください」と聞くと、「相手と負担を分けている(43.3%)」が最も多く、次いで「全て自分で負担している(37.3%)」「婚姻費用で賄っている(9.2%)」「実家からの援助(4.6%)」「婚姻費用を払っている(1.8%)」と続きました。
約4割が相手とお金を出し合って生活費を賄っていると回答しました。一方、全て自分で負担している人がおよそ4割いることも明らかになっています。
続いて、「別居開始時にお子さんはいましたか?」と質問したところ、約7割が「はい(70.3%)」と回答しています。
「別居時、お子さんはどのように生活していますか(いましたか)?」との質問では、「母親と生活(64.1%)」が最多に。次いで「家庭内別居だが子どもは関係なく生活(14.2%)」「家庭内別居で父母どちらかと主に生活(9.0%)」「父親と生活(8.4%)」「祖父母・親戚に預けている(1.1%)」と続いています。
約6割が、別居時に子どもは母親と生活していると回答。別居時には、子育てにおいて母親の負担が大きくなる場合が多いようです。
別居を経てどうなる……離婚せず、関係が修復した夫婦は約3割に
最後に、別居して夫婦関係はどうなったのか聞いています。
「別居をして夫婦関係はどうなりましたか?」と聞くと、「変化なし(37.0%)」が最も多く、次いで「修復して以前に戻った(22.7%)」「離婚した(13.8%)」「修復して以前より仲良くなった(11.5%)」「わからない(6.6%)」と続きました。
別居をしたとしても、関係に変化がない夫婦がおよそ4割いることが明らかに。一方、関係が修復した夫婦が約3割いることもわかり、別居が功を奏したケースも少なくないようです。
調査概要
「別居事情」に関する調査【調査期間】2023年9月13日(水)〜9月14日(木)【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査【調査人数】1,015人【調査対象】調査回答時に別居経験者(家庭内別居含む)であると回答したモニター【モニター提供元】ゼネラルリサーチ【出典元URL】https://ricokatsu.com/
リライフテクノロジーhttps://ricokatsu.com/company-info/
(マイナビ子育て編集部)
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