退職を決意した瞬間「"飛び込み営業はない"が嘘だった。毎月退職者が出ています」
人間関係が悪い、環境が整備されていない、給料が安いなどの理由から、仕事を辞めようと考える瞬間は誰にでもあるだろう。しかし、そこから実際に退職を決断する人は多くない。仕事を辞めることは、自身や家族にとって大きな意思決定になるからだ。
営業職をしている20代男性は、それでも退職を決意した。「入社時に聞いていた内容とまったく違う仕事内容に驚いた」と語るが、彼が退職を決意するまでに何があったのか。(文:中島雄太)
「やむを得ず営業に出ましたが、今度は『なんで放置した?』と説教されました」男性は入社時に「飛び込み営業はない」と聞き、安心して入社を決めたが、実際には研修終了と同時に飛び込み営業が始まった。その研修もお粗末なもので、「上司に計画性がなく、先輩の雑用以外は座っているだけでした」と男性は首を傾げる。その後も不可解な会社の対応は続いた。
「緊急の先輩の仕事を手伝ったら『なんで営業に出ない?』と聞かれました。理由を説明しても聞いてもらえなかったので、やむを得ず営業に出ましたが、今度は『なんで放置した?』と説教されました」
そのような環境下のため、男性のほかにも勤務意欲をなくす社員が多く、毎月退職者が相次いでいたという。会社の対応が原因で業務に重大な支障が出始めたため、男性は1年足らずで退職を決意した。
「仕事中に自家用車で移動するため、上司はいつも所在不明だった」事務職をしている30代の男性は、上司の勤務態度に不満を抱く。「上司は『万が一みんなが動けないときのためにいるサブだから』と言って、まわりがどんなに忙しくても指示と監視のみ。進捗が悪いと罵倒したうえで、さらに仕事を押し付けてきます」と嘆く。
しかもその上司は、勤務中にネットサーフィンをしたり、副業をしたりなどやりたい放題だ。
「上司は定時に帰るのに、ほかのスタッフは当然のように残業をさせられていました。事務所から徒歩5分の場所への確認に、40分以上離れたところにいるスタッフをわざわざ行かせることもありました」
さらに上司は社用車を使用せずに自家用車で移動しているため、いつもどこにいるのかわからない状態で「電話をしても出てくれないので、仕事が滞ります」と男性。そのことを指摘しても、男性の仕事に難癖をつけてうやむやにするだけで話が進まない。男性はついに退職を決意し、現在は転職活動をしている。
※キャリコネニュースでは引き続き「会社辞めよう」と思った瞬間のほか【緊急募集】三度目の緊急事態宣言、あなたが思うことや現在困っていることを教えてくださいや共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。
「飛び込み」をもっと詳しく
「飛び込み」のニュース
-
DeNA オースティンは広島戦でスタメンを外れる 前日カメラマン席に突っ込んで左手首を負傷5月26日13時43分
-
DeNA 前日にカメラマン席に突っ込んだオースティンは笑顔で「ダイジョウブ」 左手首を痛める5月26日10時5分
-
DeNAオースティンがカメラマン席に飛び込み左手首負傷 三浦監督「本人もどうなったか覚えていない」5月25日20時24分
-
過酷!総務に配属されるはずが飛び込み営業をやらされた男性 しかも「備品はすべて自前、支給はボールペン、シャープペンのみ」5月21日23時4分
-
男子板飛び込み、坂井丞は4位 パリ五輪テスト大会5月11日8時56分
-
飛び込み玉井、五輪テスト大会V 東京「金」中国の曹縁抑える5月9日20時14分
-
女性に計1000万円送った21歳男性が川に飛び込み死亡、中国で怒りの声5月3日18時0分
-
今上天皇の青春時代エピソード!「コンパで池に飛び込み」「ディスコ入店拒否」数々の奇跡も…4月18日16時0分
-
「泣きながら『飛び込み営業』に挑んだ新卒の私。2日間で約60社にアタックした結果...」(神奈川県・30代女性)4月5日6時0分
-
縁のなかった漁業の世界に飛び込み六次産業化を成功させた株式会社GHIBLI代表取締役 坪内知佳さんが4月27日(土)Stage Felissimoの「神戸学校」に登壇3月25日17時16分