発達障害・グレーゾーンの小学生の5割「登校しぶりをしている」 3~5年生では7割超
パステルコミュニケーションズは5月10日、「発達障害グレーゾーンの子の登校しぶり」に関する調査結果を発表した。調査は4〜5月上旬にネット上で実施し、発達障害・グレーゾーンの小学生の保護者187人から回答を得た。
子どもの登校状況を聞くと、約半数が「登校しぶりアリ」(47.5%)と答えた。次いで多かったのが「以前は登校しぶりがあったが、今はない」(25.7%)。以降は「元々登校しぶりはない」(17.9%)、「不登校中」(8.9%)と続いた。
母親の悩み1位「子どものメンタルが不安定になっている」
学年別にみると、いずれの学年も40%以上の子どもたちが「登校しぶりがある」「不登校中」と回答。特に3〜5年生では7割を超えており、低学年に比べて深刻さがうかがえた。さらに小学6年生では「元々登校しぶりはなかった」と答えた人は1人しかいなかった。
登校しぶりに関して母親に悩みを聞くと、3割が「子どものメンタルが不安定になっていること」(28.4%)と回答。次いで「いつになったら元気に登校できるのか、先が見えない」(25.0%)、「休ませるべきか、登校させるべきかの判断に悩む」(20.5%)、「不登校になるのでは?という不安」(11.4%)、「(欠席・遅刻・早退するため)学習の遅れ」(6.8%)などと続いた。
登校しぶりについてさらに詳しく聞くと、過半数が「登校しぶりをする日もあれば、スムーズに登校できる日もある」(52.8%)と回答。一方で「前学年からずっと登校しぶりをしている」(40.4%)と答えた人も4割を超えるなど問題の複雑さが垣間見えた。
「学校に行きたくない」と意思表示する子どもに対して、母親に対応を聞くと、1年生では「励まして連れていく」(9票)、「先生に相談」(8票)、「子どもと話し合う」(6票)が上位3つだった。
2年生では「子どもと話し合う」(8票)、「先生に相談」「励まして連れていく」(各6票)。3年生では「休ませることもある」(18票)、「励まして連れていく」(17票)、「遅刻早退」(16票)と答える母親が多い。
4年生では「先生に相談」(16票)、「休ませることもある」(15票)、「話し合う」(13票)、5年生では「遅刻早退」(6票)、「休ませる」(5票)、「励まして連れていく」「話し合う」「校門まで」(各4票)、6年生では「休ませる」「先生に相談」(各4票)、「校門まで」(2票)といった回答が目立った。
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