長崎に「小さな楽園」を作りたい... 県民主導の集落活性化プロジェクト
Jタウンネット2018年5月22日(火)8時0分
「楽園」と聞いて、どんな場所を思い浮かべるだろうか。ハワイ島やニューカレドニア島といったリゾート地を連想する読者も多そうだ。
では、あなたの「楽園」のイメージに、「長崎県」はあるだろうか。はてな、と思った人も多かろうが、実は長崎県では「小さな楽園プロジェクト」なる取り組みが存在するのだ。
生活支援などをはじめとした集落活性化の動きの支援を指す
そもそも、「小さな楽園プロジェクト」とは何なのだろう。長崎県の地域づくり推進課担当者は、2018年5月18日のJタウンネット編集部の取材に対し、
「『小さな楽園プロジェクト』は、市民主導の集落活性化の動きを、県として支援する一連の取り組みを指します」
と語る。国として『小さな拠点づくり』という名前で集落の維持・活性化の取り組みを進めており、長崎県ではそれを『小さな楽園プロジェクト』と題しているという。名前の由来について、「正確なところは判然としませんが」と前置きしたうえで、
「心のよりどころ、という意味合いで『楽園』という言葉を用いているのだと考えております」
と説明してくれた。
プロジェクトは15年から開始しており、「次第に組織体制や計画など、環境面での整備は行き届くようになりました」といい、
「長崎県では人口の減少や少子高齢化の問題が深刻です。そういった中で集落の維持や活性化は重要ですし、住民の方にとっても後押しが必要です。そこで県として支援をし、集落の自立を図ることが出来ればと考えています」
と述べた。財政支援は3年で打ち切る契約となっているため、「支援が無くなったあとでも持続性のあるモデル地域を生み出し、そして今後、数多くの地域へとそのノウハウを広げていけたらと思います」と続けた。
具体的に「小さな楽園プロジェクト」では、空き家をゲストハウス化したり、移動スーパーの運行で買い物の支援を行ったり、高齢者を対象とした見守りのサポートなどさまざまだ。
18年5月27日には五島市奈留島に、ハーブ工房の「Herbal Forest」がオープンする。これも島の空き家をリノベーションして作られた工房で、今回のプロジェクトの一環。交流施設としての役割が期待される。
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