化学業界の「労働時間の満足度が高い企業」1位は旭化成「残業は繁盛期に少しあるものの、定時で帰れることが多い」
企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は5月8日、「化学業界の"労働時間の満足度が高い企業"ランキング」を発表した。
対象は『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「化学」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業。調査期間は2015年4月〜2018年3月。【参照元:キャリコネ】
2017年度実績で月間平均残業時間は18.3時間
1位は「旭化成」で3.81。2位は「DIC」で3.76、3位「JSR」は3.64だった。4位以降は「昭和電工」(3.43)、「三井化学」(3.40)、「宇部興産」(3.35)、「住友化学」(3.31)、「積水化学工業」(3.26)、「カネカ」(3.03)、「日立化成」(2.93)と続く。1位「旭化成」では、
「基本的に休日出勤は少ないが、よほど納期が迫っていれば必要なこともある。ただし、急に休日出勤するように言われることはなく、上司の方は前もってみなさん言ってくれるので、予定も立てやすくかなり助かります。残業は繁盛期に少しあるものの、定時で帰れることが多い」(工業デザイナー/20代後半男性/年収600万円/2014年度)
という口コミが寄せられている。
旭化成はミッドタウン日比谷(東京都)に本社を置く大手総合化学メーカーで、旭化成グループの中枢を担う。繊維や化学品、電子部品などを扱うマテリアル領域のほか、戸建て住宅「へーベルハウス」や分譲マンション「アトラス」などのブランドで知られる住宅領域、医薬品や医療機器関連のヘルスケア領域と、グループ全体で3つの領域を中心に事業を展開している。
同社は人材育成に力を入れ、年次や業種・職種に合わせた各種研修や資格取得の支援等を充実させている。また、育児・介護支援制度や短時間勤務制度などを導入するだけでなく、男性社員や非正規社員も含め、実際に制度を利用しやすい体制を整えてきた。こうした姿勢が評価され、2008年には公益財団法人日本生産性本部が主催する「第2回ワーク・ライフ・バランス大賞」で優秀賞を受賞。2016年には、子育て支援に積極的な企業なうち、特に取り組みが優秀な企業を厚生労働省が認定する「プラチナくるみん」を取得している。
なお、2017年度の実績では月間平均残業時間は18.3時間、有給休暇の平均取得日数は16.6日。有給休暇の取得日数は平均よりかなり多い水準になっている。
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