面接で国際結婚にダメ出しされた女性 「女だったら相手について行くのが当たり前だろ!」と言われドン引き【後編】
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転職活動の際、結婚に勝手なダメ出しをされた経験を語る女性(宮城県/20代後半/教育・保育/正社員・職員/年収250万円)。転職エージェントを通して応募した企業に「老人ホームの総務課長としての採用が決定」したが、その後国際結婚の予定があることを明かしたとたん、会長から
「国際結婚なんて大事なことなんで最初に言わないんだ!相手は何の仕事をしてるんだ?会社名は?」「君みたいな有名大学卒とよく分からん配管工じゃ釣り合わないじゃないか!親は何て言ってるんだ?」
などと責め立てられた。女性は「私は旧帝大卒で、結婚相手は技能実習生として来日し、配管工として働いていました」と説明しており、それがますます気に入らなかったのか、怒った会長の勢いは止まらなかった。
「こちらから採用についてはお断りさせて頂きました」
会長は何故か「国際結婚するんだったら、フィリピンに行くんだろ?国籍も移すのか?」と問い詰めてきたという。女性が「国際結婚を場合でも、国籍はお互いに変わりません」と答えると
「女だったら相手について行くのが当たり前だろ!国籍だって移さないなんておかしい!」
と「自分の意見を押し付け放題で、驚きの連続」だった。ちなみに女性は「国際結婚をした場合には相手の国にもよりますが、ほとんどの国では国籍を移す必要はなく、基本的に自分が生まれた国が自分の国籍で変わることはありません」と説明している。それでも常務からは
「そもそも国際結婚なんてこんな大事なことを採用決定前に言わないあなたも社会常識が欠けている」
「一度採用の方も見直ししたい」
と告げられてしまう。「会社によれば、行政書士から国際結婚をするにあたって会社に不利益が及ぶかもしれないなどと訳の分からないことを聞いたらしく、それゆえ採用を見直す必要がある」とのことだった。女性は「頭の中が『???』の状態で」老人ホームの見学が終わったという。
「その後転職エージェントの担当者に電話をしてその日に言われたことを伝えたら『会社側の対応がおかしいですね…古い会社だとそういうリテラシーのないところもあるんですよね。国際結婚したからって何も会社には影響ないと思うんですけど…』と言われました」
また会社側の採用の見直しについても、「契約上は、一度採用決定したら会社は取り消せないことになっているんですけど」と教えられ、不信感が募った様子で
「色々ルールを無視している会社なので、こちらから採用についてはお断りさせて頂きました」
と決断したことを綴った。
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