栃木・佐野で絶対食べたい和製フライドポテト! 名物「いもフライ」の名店4選
食楽web
栃木・佐野には、佐野ラーメン、佐野黒からあげなどの名物グルメが複数ありますが、これらに並んで地元でよく食べられているのが「いもフライ」というもの。事前に蒸かしたじゃがいもを串にさし、衣をつけて揚げ、地域メーカーのソースをつけて食べるもの。佐野市内には数十軒の専門店があるほか、「いもフライの会」という組合的な団体もあり、加盟店は24店舗にも及ぶのだとか。
これほどまでに佐野に根付いた「いもフライ」ですが、今回は中でも「名店」と言われる4店舗をピックアップ。それぞれのお店をめぐり、各店ごとに微妙に異なる「いもフライ」ばかりを食べ歩いてきました!
佐野市内では最も有名な専門店!『江原商店』
『江原商店』の「野菜コロッケ」100円(上)、「いもフライ」100円(下)
まず向かったのは佐野で最も有名な「いもフライ」専門店の『江原商店』。筆者が出向いた最中もひっきりなしにお客さんが訪れ、皆さん10〜20本をまとめて買って行かれていました。芸能人のサインが無数に並ぶ店内で、筆者は「いもフライ」と「野菜コロッケ」をオーダー。
「いもフライ」はキメの細かい独特の衣を採用しており、そのためカリッと食感とじゃがいものホクホクした食感がベストマッチ。決め手のソースと相まって、シンプルだけど、クセになる味わいでした。
店内には有名人のサインがずらり
お店に1日の売れ高を尋ねたところ「そんな『千本売れる』とかではないですよ。全て手作業ですので数百本が限界ですし。冷凍ではなく、新鮮な『いもフライ』をご提供できるよう努めています。ぜひ一度食べていただきたいですね」とのことでした。
●SHOP INFO
店名:江原商店
住:栃木県佐野市高萩町561-10
TEL:0283-23-7007
営:10:00〜16:00
休:水曜、日曜、祝日
田んぼに囲まれた店で地元の人から愛される絶品「いもフライ」『坂本商店』
『坂本商店』の「いも天」80円(左)、「いもフライ」80円(右)
続いて、佐野の堀米エリアにある「いもフライ」専門店『坂本商店』に向かいました。お店周辺はほとんど田んぼで「本当にこのエリアに商店があるのだろうか?」と少々不安に思いましたが、ちゃんとあります。でも、この感じ、いかにも地元の人しか知らない雰囲気で、ちょっと嬉しく思いました。
取材時、気さくな女性スタッフの方2人がお店をキリモリされていました。こちらでは「いもフライ」の他に、「いも天」、「イカフライ」、「えびちり春巻」、「ちくわ磯辺揚」といった商品も売られており、さながら「揚げ物屋さん」の様相です。
「坂本商店」の気さくな女性スタッフの方
筆者は「いも天」「いもフライ」を1本ずつオーダー。カリッとした衣の「いも天」はあっさりしていて、口当たりの良い一品でした。また、肝心の「いもフライ」も繊細な衣と、ほのかに甘いじゃがいもの風合いがベストマッチで、これもまた美味。
お店の方にそのこだわりを尋ねると「油を毎日取り替えることを、じゃがいもの品種にこだわりを持っています。じゃがいもは年間を通して産地を変えて取り寄せています」とのことでした。女性スタッフの方の親切さと合わせて、つい通いたくなるような、ほっこりとするお店でした。
●SHOP INFO
店名:坂本商店
住:栃木県佐野市堀米町2170
TEL:0283-23-4567
営:11:00〜13:00、16:00〜18:30
休:日曜、最終月
150〜160℃の油で揚げるサクサク食感が美味!『いもふらい 大しま』
『いもふらい 大しま』の「いもフライ」80円
次もやはり地元の人たちからの支持が厚いという『いもふらい 大しま』にお邪魔しました。先ほどの『坂本商店』の周辺は田んぼでしたが、『いもふらい 大しま』の周辺は完全なる住宅街で、やはり商店が極めて少ないエリアに突然お店が現れます。しかし、そのお店のたたずまいが実に素敵で、こちらもまたローカル感プンプンの良い雰囲気です。
おかみさんが丁寧に揚げてくれました
『いもふらい 大しま』のおかみさんもまた親切な方で、佐野の「いもフライ」の歴史などを丁寧に教えてくれました。同店の「いもフライ」は“150〜160℃で丁寧に揚げるのがこだわり”とのこと。実際にいただくと、衣のサクサクした感じとじゃがいもの柔らかさが絶妙な食感で、どこか懐かしい優しい味わいとなっています。おかみさんによれば「ずっと1本70円で販売してきたけど、原料の高騰で10円価格を上げ、80円にしなくてはいけなくなったことが心苦しい」とのことでした。いやいや、80円でも十分安いと思います。
●SHOP INFO
店名:いもふらい 大しま
住:栃木県佐野市関川町822-1
TEL:0283-24-2043
営:10:30〜18:00
休:月曜、火曜、第4日
「いもフライ」の可能性をどこまでも広げる名店!『農家直営いもフライ&やきそば ぽっぽや』
「農家直営いもフライ&やきそば ぽっぽや」の「大人いもフライ」110円(左)、「いもフライ」90円(右)
そして最後に向かったのが『農家直営いもフライ&やきそば ぽっぽや』というお店。佐野の中心部にある憩いのスポット・とみあさ公園の目の前にあるお店で、取材時も公園で遊んでいる子どもたちが「いもフライ」を買いに来たりと、なかなか良い雰囲気でした。
『農家直営いもフライ&やきそば ぽっぽや』は、デフォルトの「いもフライ」のほか、ほのかな辛味のある「大人いもフライ」や「のり塩いもフライ」といったアレンジメニューもあります。お店の方によれば「他にない味をご提供できるよう努めています」とのことで、地元に根付いた「いもフライ」の可能性をさらに広げようとしていることが伝わってきます。
他店では見かけない「いもフライ」のブローチやチャームなども販売していました
ここでデフォルトの「いもフライ」と「大人いもフライ」をオーダー。「いもフライ」は軽い口当たりで胃もたれせず、新鮮な油が使われていることがよくわかります。また、「大人いもフライ」はほのかな辛味のあるスパイシーなソースが付けられており、ピリッとしたクセになる味わいでした。
●SHOP INFO
店名:農家直営いもフライ&やきそば ぽっぽや
住:栃木県佐野市富岡町1305
TEL:0283-21-3677
営:11:00〜13:00、16:00〜18:30、土曜、日曜、祝日11:00〜17:00
休:火曜
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もともと佐野の「いもフライ」の歴史は古く、もともとは終戦直後の食糧難だった時期に、お米の代わりにじゃがいもを食べる機会があり、そこから派生して作られたものだったそうです。さらに、佐野の地場産業である繊維業の女工さんたちが手を休めることなく、食べられるよう串に差して食べるものが定着したという話も各店で聞きました。
また、この前後、地元の古い世代では有名な「蝶野さん」という方が、リアカーを引きながら「いもフライ」を売り歩き、それが徐々に地元に根付いていったという話もあります。“和製フライドポテト”とも言うべき、佐野の「いもフライ」には、佐野という地域の特性と歴史が詰まった一品というわけです。佐野に行かれる機会がある方はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。地元以外の人にとっても、どこか懐かしくほっこりとした気持ちになる味ばかりですよ!
(撮影・文◎松田義人)
(c)TOKUMA SHOTEN@All Rights Reserved
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