【医薬品業界編】仕事にやりがいを感じる企業1位アステラス製薬「ドクターに感謝され、患者様にも喜んでもらえる」
企業口コミサイト「キャリコネ」は6月5日、「医薬品業界の仕事にやりがいを感じる企業ランキング」を発表した。医薬品業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「仕事のやりがい」評価の平均値が高い順にランキングにした。
1位は「アステラス製薬」で、仕事のやりがい評価は3.63。2位以降、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(3.61)、「第一三共」(3.35)、「武田薬品工業」「ファイザー」(同3.23)と続く。
6位以降、「大塚製薬」(3.22)、「田辺三菱製薬」(3.19)、「アストラゼネカ」(3.09)、「エーザイ」(3.04)、「ノバルティスファーマ」(2.85)がトップ10に入る。
「得意先ごとにその攻略プランを考えること。求められる情報を誰よりも早く返すこと」1位「アステラス製薬」のやりがいに関しては、
「先輩MRからの引き継ぎ情報を念入りに聞き、得意先ごとにその攻略プランを考えること。求められる情報を誰よりも早く返すことでドクターからも感謝していただける。そして患者様にも喜んでいただける。そういったことにやりがいを感じる。これが営業マンとして求められることであると考える」(MR/20代後半男性/年収480万円/2015年度)
という口コミが寄せられている。抗がん剤や免疫抑制剤等で有名な国内大手製薬会社の「アステラス製薬」。世界50か国以上に自社販売網を持ち、海外売上比率は7割弱です。2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し、現在の社名となった。
社員の育成に関しては、多数の自己啓発プログラムを用意しており、成長機会が豊富にある。また、フレックスタイム制度、事業場外みなし労働制度、裁量労働制度など、職務に応じた多様な働き方を用意。子育てと両立する社員のために、ベビーシッター・託児利用時の費用補助、在宅勤務の導入、時短勤務の延長など手厚い支援策も整備している。
こうした取り組みが認められ、複数回「くるみん」認定を受けているほか、「なでしこ銘柄」に選定。2014年には「ダイバーシティ経営企業100選」にも選出された。
社員のメンタルヘルスケアや健康リスク者へのフォロー、病気・ケガをした際に就業を継続しやすい体制も強化。
長時間労働の防止にも力を入れており、2009年にプレミアムフライデーをいち早く導入。金曜日の所定労働時間を短縮し、16時退社としています(「ファミリーフライデー」)。有給休暇の平均取得日数も14.7日(2017年度実績)と多めだ。
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「医薬品」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に正社員のユーザーから20件以上寄せられた企業。対象期間は、2016年4月〜2018年3月。
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