社会人の4割、残業が"恋活"に悪影響 「恋人を作る意欲がわかない」「活動ができない」
ランスタッド・リサーチインスティチュートは6月25日、残業とプライベートに関する調査の結果を発表した。調査は、20〜69歳までの会社員と公務員・団体職員1800人を対象に実施された。
日常的に残業をしている未婚男女のうち「残業によって恋人を作る意欲がわかない」という人は13.7%、「恋人を作る意欲はあるが活動ができない」という人が27.6%だった。合わせて41.3%は残業が"恋活"に悪影響だと感じているようだ。
恋人や配偶者との関係にも影響が 「ストレスできつく当たってしまう」
恋人や配偶者がいる人に、残業がパートナーとの関係に及ぼす影響について複数回答で聞くと、「体力的・心理的に疲労を感じてしまう」が41.9%に上った。また「業務のことが頭から離れない」という人が15.4%、「ストレスで家族やパートナーにきつく当たってしまう」という人も13.2%いた。「家族やパートナーとの予定をキャンセルすることが多い」も12.8%だった。
いわゆる"過労死ライン"と言われる月80時間以上の残業をしている人の場合は、「体力的・心理的に疲労を感じてしまう」割合が56.1%にも上っている。残業があまりにも多いと、デートに行く体力や気力すら失ってしまうようだ。
また「業務のことが頭から離れない」人が26.8%、「きつく当たってしまう」が24.4%、「予定をキャンセルすることが多い」が34.1%となっている。「特に影響はない」という人はわずか7.3%に過ぎなかった。
ただ、実際には仕事よりもプライベートを優先したいと思っている人の方が多く、83.8%に上った。しかしそのうちの43.2%は、「プライベートを優先したいが、現実には仕事を優先している」という。
未婚率の上昇や少子化が社会問題となって久しいが、働く男女が余裕を持って恋愛や結婚をするためには、残業を削減する必要がありそうだ。
「残業」をもっと詳しく
「残業」のニュース
-
休日出勤や残業のある会社がうらやましい…入社2年目の新人社員が「ホワイトすぎる企業」に退職願を出すまで5月22日10時15分
-
シチュエーションドラマCD「深夜残業」続編「チャラ系後輩・来栖俊輔のプロポーズ」 (CV.冬ノ熊肉)CD盤を7月17日(水)に発売 単行本も発売決定!5月17日17時16分
-
教員給与増、勤務間休息も 処遇改善・負担減の提言案5月13日13時0分
-
40歳パート、貯金260万円。夫が残業ができず、給料は3万円減り、赤字に転落…5月10日22時20分
-
残業申請させず手当未払い 茨城・つくば市、数百万円5月10日17時6分
-
昇進するのは目標“未達”の残業社員…転職を決意した“子持ち様”が「会社に絶望した瞬間」とは5月10日12時30分
-
人事労務担当者必見「実例から学ぶ!年末調整シーズンに残業を削減できた企業は何をしていたのか?」ウェビナー開催5月10日11時46分
-
建設業の2024年問題「残業上限規制」に取り組む企業が増加し、残業時間は減少傾向。一方、転記の作業に1時間以上費やす企業は3割以上で昨年より増加5月9日15時16分
-
4月〜6月はたくさん残業すると社会保険料が上がるってホント? FPが解説5月7日15時14分
-
人手不足でも「人数増」ではなく「残業」でカバーする企業ばかリ…強かった日本円が売られまくっている根本原因5月7日9時15分