認知度低いヘルプマーク 知らなくて後悔した体験漫画が話題に
画像提供:ぷちめい(@puchimei333)さん
外見だけではわからない疾患や障害を持った人が、援助や配慮を必要としていることを知らせる「ヘルプマーク」。東京都が作成し配布しているが、認知度が高いとは言えない。このマークを知らずに後悔した体験を描いた漫画がTwittterに投稿され、知るきっかけになったと話題になっている。
漫画は、イラストレーターの“ぷちめい”さんが電車の中で実際に体験した出来事を描いたもの。赤地に白の十字とハートという見たことのないマークを鞄に付けた男性が、大量に汗を流して目の前で倒れてしまう。その男性に席を勧めるも、「大丈夫です!」、「ここは健常者の席でしょう!?私のことは気にせず座りなさいッ!」と必死の形相で訴え、結局座ることなく男性は下車。ホームではすぐに女性が駆けつけて男性の荷物を持ったが、“ぷちめい”さんは悔しそうに泣いている姿を見守ることしかできなかった。その後、「ヘルプマーク」を調べて意味を確認し、「あの時すでに知っていたら 今こんな情けない思いをしないで済んだのに…」と後悔したという。
Twitterでは、「私もヘルプカードの存在を知らずこの漫画で学ぶことができました」と知るきっかけになったというコメントや、「東京都以外ではほとんど見ない」、「あまりメディアで紹介されないのと公共施設での告知が無い。あるとしても、大きい病院の片隅にポスターが貼られてるぐらい」といった問題点が寄せられ、3万回以上リツイートされている。
なお、漫画では意思表示ができない人のコミュニケーションを支援するツールと記載されているが、ヘルプマークは、外見だけではわからない疾患や障害を持った人が援助や配慮を必要としていることを知らせる広い意味のマークとして定義されている。
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