新潟駅のホーム案内が「大雑把すぎる」と話題 なぜこんな状況に?JRに聞くと...
JR新潟駅にある路線案内の看板が話題になっている。あまりにも「ざっくり」しすぎているというのだ。
いったい、どういうことなのだろうか。こちらをご覧いただきたい。
こちらはツイッターユーザーのそたさんが投稿した画像だ。
路線名が書かれず「在来線」とだけ書かれた案内——しかも複数のホームがあるにも関わらず、確かにこれはざっくりし過ぎている。
しかも、この案内があるのは新幹線から在来線への乗り換え改札の近くだとか。まさか県外からやってきた新潟ビギナーを陥れようとしているのではないか。詳しい事情を聞くため、JタウンネットはJR東日本新潟支社を取材した。
実はこの方が見やすい?
東京・埼玉での生活が身に沁みついている筆者にとって、駅のホームの案内に路線名が付いていることは当たり前に感じる。例えば東京駅だと、「1・2番ホーム 中央線」といった具合に。正直、「在来線」という案内は見たことがない。
そのため、そたさんが投稿した画像には違和感しか抱かない。新幹線で新潟駅に着いて白新線に乗りたいと思っても、これではわからなくなってしまうのではないか。
ツイッター上では、「これはひどい」、「これは迷子になりそうです(笑)」といったコメントが寄せられていたが、こんな声もあった。
「今まで利用していて何も不自然に感じなかったけど、言われてみれば情報量足りないね...」
「時間見て場所確認するんだもんね 普通普通」
「それが普通だと思ってました(新潟住み) 十分情報ある方ですw」
これが普通とは一体どういうことなのか。2019年7月22日、JR東日本新潟支社の広報室の担当者に話を聞いた。
全面高架化に向けて工事を進めている新潟駅で、この看板は18年4月に設置された。単刀直入にこれではわかりにくいのではないかと聞くと、
「在来線の発車する場所がまとまっているので、分けようがないのです」
と担当者。かなり初歩的な話だったようなのだが、ホームによって発車する路線が分けられているのではない。新潟駅では同じホームから別の路線が出るのだ。
同じ路線でも時間によって発車するホームが異なるため、固定の看板ではこうせざるを得ない。
担当者は看板について、
「この方がかえってわかりやすい」
とコメントした。わかりやすいだけでなく、こうせざるを得ない気がする。
在来線の表記を使わない場合、乗り入れている複数の路線名を一気に書き込まなければならない。そうなれば、わかりにくい一方だ。
発車番線が決まっていないとなれば、頼りになるのは電光掲示板になってくる。時間と発車するホームを確認してから向かう。慣れている駅であれば時間しか確認しない筆者だが、新潟駅に関しては覚えられそうにもない。
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