「2時間以上続く説教、上司はランナーズハイで気持ちよさそう」――「ソルジャーの如く営業数字を追いかけさせられた」男性
とある信用調査会社の営業で、夜中2時まで働き、朝5時出社という壮絶な「ソルジャー営業体験」をしたという声がキャリコネニュース編集部に届いた。(文:林加奈)
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使い捨ての「ソルジャー」たち
声を寄せた40代男性によると、その会社では「日中は、(中略)ソルジャーの如く、ひたすら営業数字を追いかける」ことを求められたそうだ。
それでは、「調査」はいつするのかというと、「夜は自宅に仕事を持ち帰り、調査報告書を夜中2時ごろまでに仕上げ、朝5時には起きて出勤するという毎日でした」と男性は語る。
色々な意味で「数字」には厳しい会社だったようで、職場では営業成績が良くない人へのパワハラが横行していたという。
「営業数字の進捗が悪いと、支店メンバーの前で吊し上げ、罵声や怒声が飛び交う非常に素晴らしい会社でした。叱責は2時間を越え、そのころになるとどうして怒られているかわからなくなるほどでした。叱責する側の上司も途中からランナーズハイで気持ちよくなるようで、自分の叱責に酔っているかのようでした」
ランナーズハイの上司に、ひたすら叱責されたら、たまったものではない。
それに加えて、休みも取りにくいようで、男性は「残業申請することは認められず、ひたすらサービス残業を繰り返します。休暇申請も子どもの出産や結婚式、葬式等であっても認められるのは僅少にとどまっています」という。
持ち帰り残業で未明まで働き、早朝に出社という生活を続けていれば、心身へのダメージが確実に蓄積していくだろう。
男性によると、そんな生活で「壊れたソルジャー」は、「最終的には退職を促され」るという。「この企業の内情を知らない素人」が毎月、大量に補充され「ソルジャー研修」を受けるが、結局同じぐらい退職するため社員数は増えないそうだ。男性の同期も「60名以上いましたが1年以内に50名以上が退職しました」という。
結局男性は、とある商品を販売させられたことがきっかけで、「人として間違った道を歩いていると痛感し、退職を決意しました」と語っていた。
※アンケート概要
■実施期間
2019年12月19日〜
■回答数
827※9月2日時点
(記事では、2021年8月1日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/G42CZUHP
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