どうした東スポ!「四つん這い証言」で記事削除&お詫び
「らしくない」お知らせにメディア業界が騒然としました。
東京スポーツ新聞社が9月12日の午前11時に配信した記事のタイトルは「記事の削除及びお詫び」というもの。そして、こう記されていたのです。
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「8月29日配信記事『旧統一教会イベントで安倍元首相側近・萩生田光一氏『四つん這い』証言 元女性信者が赤裸々に!」は事実ではありませんでした」
「本件記事を直ちに削除しました」
「併せて、元女性信者の証言を裏付け取材することなく記事を掲載しましたことについて、萩生田光一氏及び関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます」
メディア関係者が言います。
「衝撃でした。かつての東スポは大物芸人が『日付以外は全て誤報』とネタにするほど、独特の視点から放たれる豪快な記事で人気を集めていましたが、そういった記事で『お詫び』を出した記憶はほとんどないからです。つまり、『東スポはそういうメディアだから、読者もそんな心づもりで読めばいい』という暗黙の了解があったんです。しかし…」
その流れが変わってきたのは、やはりというか、紙からネットへと変化したことだと指摘します。
「紙の読者は東スポの個性を理解した上で、話半分に記事へと接してきたが、ウェブでは日経や朝日と同列に扱われる。そこには『東スポだから』というエクスキューズは通用しないんです。しかもPV至上主義の風潮の中、裏を取っていない記事を刺激的な見出しで配信すれば、自ずと誤報のリスクは高まります」
一方、ある朝刊スポーツ紙の野球担当記者は「『東スポだから話半分に』と甘やかすのは、結果的に東スポのためにならない」と指摘して、こう語るのです。
「野球界では『東スポの野球報道はガチ』が常識。記者は取材力と筆力、人間的な魅力に優れた剛腕ぞろいで、とにかくよく取材する。『どこよりも深く濃く取材した話題を、忖度せず果敢に世に放つ』点は、忖度の激しい我々朝刊スポーツ紙も見習わないといけないところです。せっかくこういう『人が育つ』土壌があるのだから、正々堂々と勝負すればいいだけの話です。東スポには夕刊紙の雄として、今後も大衆メディア界を牽引して頂きたいですからね」
圧倒的な取材力こそ東京スポーツの最大のストロングポイント。今回の件を肥やしに、強かなメディアであってほしいものです。あの「東スポ餃子」もニンニクが利いて、美味しいと評判なのですから。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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