「浮足立つ」6割が本来の意味を誤認…国語世論調査
リセマム2020年9月28日(月)13時45分
文化庁は2020年9月25日、2020年度「国語に関する世論調査」の結果を公表した。「手をこまねく」「敷居が高い」「浮足立つ」という慣用句について、本来の意味で理解している人が少数派であることが明らかとなった。
国語に関する世論調査は、文化庁が1995年度(平成7年度)より毎年実施している、日本人の国語に関する意識や理解の現状についての調査。2020年度は、全国の16歳以上の男女を対象に実施し、1,994人の有効回答を得た。調査時期は2020年2月~3月。
いろいろな語に付く表現を5つ挙げて、他人が言うのが気になるかをそれぞれ尋ねたところ、「~活」(「婚活」や「終活」など)は90.6%、「~ビズ」(「クールビズ」や「ウォームビズ」など)は87.6%が「他人が言うのは気にならない」と回答。一方、「ガン~」(「ガン見」や「ガン寝」など)は36.6%が「他人が言うのが気になる」と回答した。
3つの慣用句についてどちらの意味だと思うか聞いたところ、「手をこまねく」は本来の意味とされる「何もせずに傍観している」を選択した回答者が37.2%。本来の意味と違う「準備して待ち構える」が47.4%だった。「敷居が高い」では、本来の意味とされる「相手に不義理などをしてしまい、行きにくい」は29.0%で、本来の意味とは違う「高級すぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」が56.4%。「浮足立つ」は、本来の意味とされる「恐れや不安を感じ、落ち着かずそわそわしている」が26.1%、本来の意味と違う「喜びや期待を感じ、落ち着かずそわそわしている」が60.1%だった。いずれの慣用句も本来の意味で理解している人が少数派だった。
3つの慣用句についてどちらの言い方を使うか尋ねたところ、「新規まき直し」については本来の言い方を選んだのが42.7%、本来の言い方ではない「新規まき返し」を選んだのが44.4%。「雪辱を果たす」については本来の言い方が38.3%にとどまり、本来の言い方ではない「雪辱を晴らす」が50.5%だった。一方、「噛んで含めるように」では本来の言い方が50.5%、本来の言い方ではない「噛んで含むように」が31.9%と、本来の言い方を使う回答者の方が多かった。
このほか、調査では「外国人と日本語に関する意識」や「敬語に関する言葉遣いに対する印象」などについて結果を公表している。詳細は文化庁Webサイトで見ることができる。
国語に関する世論調査は、文化庁が1995年度(平成7年度)より毎年実施している、日本人の国語に関する意識や理解の現状についての調査。2020年度は、全国の16歳以上の男女を対象に実施し、1,994人の有効回答を得た。調査時期は2020年2月~3月。
いろいろな語に付く表現を5つ挙げて、他人が言うのが気になるかをそれぞれ尋ねたところ、「~活」(「婚活」や「終活」など)は90.6%、「~ビズ」(「クールビズ」や「ウォームビズ」など)は87.6%が「他人が言うのは気にならない」と回答。一方、「ガン~」(「ガン見」や「ガン寝」など)は36.6%が「他人が言うのが気になる」と回答した。
3つの慣用句についてどちらの意味だと思うか聞いたところ、「手をこまねく」は本来の意味とされる「何もせずに傍観している」を選択した回答者が37.2%。本来の意味と違う「準備して待ち構える」が47.4%だった。「敷居が高い」では、本来の意味とされる「相手に不義理などをしてしまい、行きにくい」は29.0%で、本来の意味とは違う「高級すぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」が56.4%。「浮足立つ」は、本来の意味とされる「恐れや不安を感じ、落ち着かずそわそわしている」が26.1%、本来の意味と違う「喜びや期待を感じ、落ち着かずそわそわしている」が60.1%だった。いずれの慣用句も本来の意味で理解している人が少数派だった。
3つの慣用句についてどちらの言い方を使うか尋ねたところ、「新規まき直し」については本来の言い方を選んだのが42.7%、本来の言い方ではない「新規まき返し」を選んだのが44.4%。「雪辱を果たす」については本来の言い方が38.3%にとどまり、本来の言い方ではない「雪辱を晴らす」が50.5%だった。一方、「噛んで含めるように」では本来の言い方が50.5%、本来の言い方ではない「噛んで含むように」が31.9%と、本来の言い方を使う回答者の方が多かった。
このほか、調査では「外国人と日本語に関する意識」や「敬語に関する言葉遣いに対する印象」などについて結果を公表している。詳細は文化庁Webサイトで見ることができる。
Copyright (c) 2020 IID, Inc. All rights reserved.
「国語」をもっと詳しく
「国語」のニュース
-
来場者が選ぶ『SusHi Tech Award』Global Startup部門に選出!リスク情報取得ツール「Glocalist」ブース出展のご報告5月17日17時46分
-
【高校受験】小5-6対象「未来診断テスト」7/6…早稲アカ5月16日18時15分
-
【中学受験】小1-3「ワセアカチャレンジテスト」6/29・8/24・255月15日19時15分
-
韓国語研修・福利厚生に - オンライン無料説明会開催【オンライン韓国語レッスンのK-アカデミー】5月15日12時46分
-
「おもてなしガイド」で、ラジオの番組内容がリアルタイムにスマホで読めるFM NACK5「ミライラジオ研究所」で文字化の実証サービスを開始5月14日16時16分
-
spi、『マドリード映画祭』外国語映画最優秀男優賞に誇り「一人でとった賞じゃない」 舞台あいさつでは思わず“本音”も5月13日18時53分
-
&TEAM、FUMAが美腹筋大胆披露 新曲「五月雨」韓国語バージョンも初公開【KCON JAPAN 2024/KCON STAGE】5月12日15時49分
-
INI「KCON」野外ステージで熱いパフォーマンス「LEGIT」韓国語ver.披露【KCON JAPAN 2024/Mカ】5月11日20時36分
-
モチモチの木「じさま仮病説」はホント?国語の専門家が一刀両断!5月11日10時0分
-
深セン市政府のオンラインサービスプラットフォームが多言語化—中国5月9日18時20分