小学生が描く自分だけのミッキー「ディズニー イマジネーション ワークショップ」
リセマム2018年12月10日(月)15時15分
ウォルト・ディズニー・ジャパンがミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念し、全国の小学校を対象とした「ディズニー イマジネーション ワークショップ」の公募を2018年12月7日に開始した。
ウォルト・ディズニーがミッキーマウスを生み出したのは約90年前。紙と鉛筆で生み出したミッキーというキャラクターに命を吹き込み、世界初の短編トーキー・アニメション「蒸気船ウィリー」でスクリーンデビューを飾ったのは1928年。90年たった今もなおミッキーが大人から子どもまでを魅了する理由とは?
同日に台東区松葉小学校で開催された「ディズニー イマジネーション ワークショップ」公開授業では、ミッキーマウスのアニメーションを視聴した子どもたちが、その魅力についてグループディスカッションを行い、自由にミッキーを描きながら想像力と創造力を拡げていくようすを見ることができた。
魅了される理由とは?子どもたちがディスカッション
美術室に集まったのは5、6年生の子どもたち50人。ワークショップ・ジェネレーターが登場し、黒板に「ディズニーとソウゾウリョク」とカタカナで書くと「なぜカタカナで書いたかというと、2つの意味があるからです」と語り、子どもたちの興味を惹きつけた。
「想像力」と「創造力」と続けて黒板に書き、その2つの意味を問われると多くの子どもたちが手を挙げた。「想像力は“思い付き”、創造力は“つくる”こと」というワークショップ・ジェネレーターの説明に大きく頷いていた。ミッキーマウスのデビュー作「蒸気船ウィリー」の映像の一部を視聴した後、ミッキーが吹いていた口笛はウォルト自身の口笛だと説明し「ウォルト・ディズニーは想像力から紙と鉛筆でキャラクターを生み出し、世界で初めてアニメーションに音が付いた作品をつくったのです。」と「想像」と「創造」両方の大切さを語った。
続いて、「蒸気船ウィリー」から時を経て制作されたミッキーマウスの最新の短編アニメーションを視聴。ドタバタと予想外の行動をするミッキーマウス、アニメーションならではの世界観に、教室は大きな笑いに包まれた。視聴後はグループディスカッションを行い、90年もの間なぜミッキーマウスが愛され続けているのかを想像し、その理由を子どもたちが発表した。
「発想の逆転」「人間ができないことをやっている」「仕返しが派手」「天然で面白い」「頭がいい」などさまざまな魅力を子どもたちは確認し合い、ワークショップ・ジェネレーターは「みんなもどこか似ているところがあったり、共感できるところがあると思います」と語った。
描こう!自分だけの自由な発想のミッキーマウス
ウォルト・ディズニーが生み出したキャラクターを受け継ぎ、描いているディズニーのアーティストが登場すると、子どもたちに「すごい怒った顔」「お年玉100万円をもらったときの顔」をリクエスト。想像力を働かせ100万円をもらった顔をする子どもたちを見ながら描かれたミッキーマウスには、子どもたちも先生も大爆笑だった。
ディズニーのアーティストの画力に釘付け
お年玉100万円をもらったときのミッキーマウス
ディズニーのアーティストによるスライドを用いた歴代のミッキーマウスについて説明では、「尻尾が無くなった時期もあった」「眉毛があった時期もある」「パークのミッキーは眉毛が今でもあるまま」「靴は脱ぐことがあるけれど、絶対に手袋は脱がない」などの秘話が語られ、子どもたちは馴染み深いミッキーマウスの知られざるストーリーに聞き入っていた。
「ミッキーには“〇”(まる)がたくさん使われています。昔はコインを使って〇を描いて、形が変わらないよう工夫したんです。」と説明し、身近なものを用いて描いた知恵や工夫、思い切りよく描いて線を重ねるなどのコツを伝授すると、いよいよ子どもたちが自分でミッキーマウスを描く時間に。鏡を見ながら表情を変えて、集中して紙に鉛筆で描いていく子どもたち。
ワークショップ・ジェネレーターとディズニーのアーティストの「はみ出したっていい」「失敗なんかない」「思い付きでどんどん描いて」という言葉に応えるように、湧き出るイマジネーションをもくもくと紙に書き出していく姿はアーティストそのもの。短い時間に創造された作品の数々は、子どもたちの想像力が発揮された個性あふれる作品ばかりとなった。
紙と鉛筆があれば何でも創り出せる
子どもたちが描いた作品はまさに十人十色。目をハートにした、ふさふさにして猫にした、鏡で自分の顔を見ながらいろいろな表情を描いた、など大人ではなかなか真似できない自由で豊かな発想ばかりだった。
子どもひとりひとりの個性が光る
よく見ると目がハート!
きれいな「〇」で描かれたさまざまな表情のミッキー
いくつもの線を引き、思い切って力強く仕上げる
鏡をみながらいろいろな表情を描く
描いているうちに猫に進化!
角度を変えた顔にも挑戦!
ディズニーのアーティストは「僕の感想は、今日は楽しかったのひと言です。“楽しい”という体験が原動力になっていくと思います。」と語り、ワークショップの時間を子どもたちと一緒に楽しんだことと、未来を担う子どもたちへの思いを伝えた。
ワークショップ・ジェネレーターは「思い付いたことを表現して、つくるところまで今日は皆がやってくれました。90年前にウォルト・ディズニーがやった、新しい命を創り出すということと同じことを、今日皆がやったのです。これからも恐れることなく思い付くことを形にしていってください。紙と鉛筆があれば何でもできるのです。」と締めくくり、楽しい授業が終わった。
ディズニーならではの子どもたちの「想像力」と「創造力」を磨くワークショップ。楽しい体験となったことは子どもたちのキラキラした目を見れば一目瞭然。自由に想像を拡げ、自分の思い付いたことを形にしていく時間は子どもたちにとって貴重な時間となるだろう。楽しい体験こそが子どもたちの糧となり、自分自身で未来を描く力となっていくことを感じたひと時だった。
「ディズニー イマジネーション ワークショップ」は、文部科学省が推進する、企業等の出前授業などの取組事例を含めた広報啓発活動や、土曜日の多様な教育プログラムの促進を図っている「土曜学習応援団」に参画している。申込み方法は、Webサイトの申込書をダウンロード、必要事項を記入の上メールにて申し込む。
ディズニー イマジネーション ワークショップ
登壇:ディズニーのアーティスト、ワークショプ・ジェネレーター(進行)
所要時間:約70分
対象:小学校高学年(5、6年生)
参加人数:約40~50名程度
開催場所:全国
必要経費:すべて無償
必要な設備・備品:図工室のような、広めの教室での開催を想定。黒板、モニター(HDMI端子のあるもの)、グループ机、いす、などは学校にあるものを借りる。開催教室のほかに、備品の置き場兼スタッフ用の控室として一部屋も借りる。各児童は筆記用具(鉛筆と消しゴム)を持参。その他は主催者が用意。
申込み方法:Webサイトの申込書をダウンロード、記入の上メールにて申し込む
(C)Disney
ウォルト・ディズニーがミッキーマウスを生み出したのは約90年前。紙と鉛筆で生み出したミッキーというキャラクターに命を吹き込み、世界初の短編トーキー・アニメション「蒸気船ウィリー」でスクリーンデビューを飾ったのは1928年。90年たった今もなおミッキーが大人から子どもまでを魅了する理由とは?
同日に台東区松葉小学校で開催された「ディズニー イマジネーション ワークショップ」公開授業では、ミッキーマウスのアニメーションを視聴した子どもたちが、その魅力についてグループディスカッションを行い、自由にミッキーを描きながら想像力と創造力を拡げていくようすを見ることができた。
魅了される理由とは?子どもたちがディスカッション
美術室に集まったのは5、6年生の子どもたち50人。ワークショップ・ジェネレーターが登場し、黒板に「ディズニーとソウゾウリョク」とカタカナで書くと「なぜカタカナで書いたかというと、2つの意味があるからです」と語り、子どもたちの興味を惹きつけた。
「想像力」と「創造力」と続けて黒板に書き、その2つの意味を問われると多くの子どもたちが手を挙げた。「想像力は“思い付き”、創造力は“つくる”こと」というワークショップ・ジェネレーターの説明に大きく頷いていた。ミッキーマウスのデビュー作「蒸気船ウィリー」の映像の一部を視聴した後、ミッキーが吹いていた口笛はウォルト自身の口笛だと説明し「ウォルト・ディズニーは想像力から紙と鉛筆でキャラクターを生み出し、世界で初めてアニメーションに音が付いた作品をつくったのです。」と「想像」と「創造」両方の大切さを語った。
続いて、「蒸気船ウィリー」から時を経て制作されたミッキーマウスの最新の短編アニメーションを視聴。ドタバタと予想外の行動をするミッキーマウス、アニメーションならではの世界観に、教室は大きな笑いに包まれた。視聴後はグループディスカッションを行い、90年もの間なぜミッキーマウスが愛され続けているのかを想像し、その理由を子どもたちが発表した。
「発想の逆転」「人間ができないことをやっている」「仕返しが派手」「天然で面白い」「頭がいい」などさまざまな魅力を子どもたちは確認し合い、ワークショップ・ジェネレーターは「みんなもどこか似ているところがあったり、共感できるところがあると思います」と語った。
描こう!自分だけの自由な発想のミッキーマウス
ウォルト・ディズニーが生み出したキャラクターを受け継ぎ、描いているディズニーのアーティストが登場すると、子どもたちに「すごい怒った顔」「お年玉100万円をもらったときの顔」をリクエスト。想像力を働かせ100万円をもらった顔をする子どもたちを見ながら描かれたミッキーマウスには、子どもたちも先生も大爆笑だった。
ディズニーのアーティストの画力に釘付け
お年玉100万円をもらったときのミッキーマウス
ディズニーのアーティストによるスライドを用いた歴代のミッキーマウスについて説明では、「尻尾が無くなった時期もあった」「眉毛があった時期もある」「パークのミッキーは眉毛が今でもあるまま」「靴は脱ぐことがあるけれど、絶対に手袋は脱がない」などの秘話が語られ、子どもたちは馴染み深いミッキーマウスの知られざるストーリーに聞き入っていた。
「ミッキーには“〇”(まる)がたくさん使われています。昔はコインを使って〇を描いて、形が変わらないよう工夫したんです。」と説明し、身近なものを用いて描いた知恵や工夫、思い切りよく描いて線を重ねるなどのコツを伝授すると、いよいよ子どもたちが自分でミッキーマウスを描く時間に。鏡を見ながら表情を変えて、集中して紙に鉛筆で描いていく子どもたち。
ワークショップ・ジェネレーターとディズニーのアーティストの「はみ出したっていい」「失敗なんかない」「思い付きでどんどん描いて」という言葉に応えるように、湧き出るイマジネーションをもくもくと紙に書き出していく姿はアーティストそのもの。短い時間に創造された作品の数々は、子どもたちの想像力が発揮された個性あふれる作品ばかりとなった。
紙と鉛筆があれば何でも創り出せる
子どもたちが描いた作品はまさに十人十色。目をハートにした、ふさふさにして猫にした、鏡で自分の顔を見ながらいろいろな表情を描いた、など大人ではなかなか真似できない自由で豊かな発想ばかりだった。
子どもひとりひとりの個性が光る
よく見ると目がハート!
きれいな「〇」で描かれたさまざまな表情のミッキー
いくつもの線を引き、思い切って力強く仕上げる
鏡をみながらいろいろな表情を描く
描いているうちに猫に進化!
角度を変えた顔にも挑戦!
ディズニーのアーティストは「僕の感想は、今日は楽しかったのひと言です。“楽しい”という体験が原動力になっていくと思います。」と語り、ワークショップの時間を子どもたちと一緒に楽しんだことと、未来を担う子どもたちへの思いを伝えた。
ワークショップ・ジェネレーターは「思い付いたことを表現して、つくるところまで今日は皆がやってくれました。90年前にウォルト・ディズニーがやった、新しい命を創り出すということと同じことを、今日皆がやったのです。これからも恐れることなく思い付くことを形にしていってください。紙と鉛筆があれば何でもできるのです。」と締めくくり、楽しい授業が終わった。
ディズニーならではの子どもたちの「想像力」と「創造力」を磨くワークショップ。楽しい体験となったことは子どもたちのキラキラした目を見れば一目瞭然。自由に想像を拡げ、自分の思い付いたことを形にしていく時間は子どもたちにとって貴重な時間となるだろう。楽しい体験こそが子どもたちの糧となり、自分自身で未来を描く力となっていくことを感じたひと時だった。
「ディズニー イマジネーション ワークショップ」は、文部科学省が推進する、企業等の出前授業などの取組事例を含めた広報啓発活動や、土曜日の多様な教育プログラムの促進を図っている「土曜学習応援団」に参画している。申込み方法は、Webサイトの申込書をダウンロード、必要事項を記入の上メールにて申し込む。
ディズニー イマジネーション ワークショップ
登壇:ディズニーのアーティスト、ワークショプ・ジェネレーター(進行)
所要時間:約70分
対象:小学校高学年(5、6年生)
参加人数:約40~50名程度
開催場所:全国
必要経費:すべて無償
必要な設備・備品:図工室のような、広めの教室での開催を想定。黒板、モニター(HDMI端子のあるもの)、グループ机、いす、などは学校にあるものを借りる。開催教室のほかに、備品の置き場兼スタッフ用の控室として一部屋も借りる。各児童は筆記用具(鉛筆と消しゴム)を持参。その他は主催者が用意。
申込み方法:Webサイトの申込書をダウンロード、記入の上メールにて申し込む
(C)Disney
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