【検証】沖縄・那覇空港で買える一番ウマいお土産用「ソーキそば」はどれ? 5つを食べ比べてみた!
食楽web
●調査内容:沖縄・那覇空港で買えるお土産の「ソーキそば(生麺タイプ)」5つを実食調査。編集部で1番旨い!と思ったソーキそばを選ぶ
那覇空港では、沖縄そばとソーキそばのお土産が多く販売されています。要冷蔵の生麺から、賞味期限の日にちが長めのものまで様々です。
さらに豚の三枚肉がのっているのが「沖縄そば」で、骨付き肉がのっているのが一般的には「ソーキそば」、沖縄本島と宮古島、八重山諸島では麺の太さや形が違うご当地麺など、多種多様で、正直どれを買えば良いかわからない!
そこで、今回は那覇空港で買える「ソーキそば」5種類を購入し、食べ比べることにしました!
11月末は修学旅行生もいっぱい空港に。みんな楽しそうな雰囲気でした
今回、那覇空港のグランドスタッフさんに、搭乗ゲート内と外、どっちにお土産屋さんが充実しているのかを聞くと、搭乗前、空港内で探すのがおすすめと聞き、チェックインする前に物色。
銀座にもある『わしたショップ』や、『ANAFESTA』など、様々な店舗の店頭で、「沖縄そば」や「ソーキそば」、海ぶどうやシークワサー風味のお菓子などを販売しています。これなら慌ただしい出張などでプライベートタイムなし、街中に出られなかった人でも、十分お土産を吟味して買って帰ることが可能だと思われます。
ということで、空港内のお土産売り場で、「ソーキそば(生麺タイプ)」5種類を入手し、帰宅後、調理して食べてみることにしました!
今回唯一の要冷蔵!『サン食品』の「本場ソーキそば」
「本場ソーキそば」2人前。パッケージデザインの明るさも、沖縄感たっぷり
最初は、今回購入した中で唯一の「要冷蔵」である「本場ソーキそば」。2人前、中には麺2袋、ダ シ2袋、味つきソーキ肉が入っています。要冷蔵ですが、賞味期限は購入日から約2週間後まで。そこまで急がなくて良かったのにちょっと安心です。
製造しているのは沖縄の糸満市にある『サン食品』。会社の公式サイトを見ると、1968年(昭和43年)創業で、50年を超える沖縄そばを中心とした食品メーカーです。1日に製造する麺は約6万食もあり、量販店、業務店、学校給食などに納品しているとのこと。ということは、王道中の王道な「ソーキそば」なのかも?
まさかの麺茹で時間10秒。茹でるじゃなくて湯通し、でした
いざ作ろうと思い、袋の裏に書かれた『おいしい召し上がり方』を確認すると、麺の湯で時間がまさかの10秒! ソーキ肉をあっためる時間のほうが長いという意外な仕様に驚かされます。麺を茹でる前に、別鍋を沸かしてソーキ肉の袋をイン。そしてスープ用のお湯をポットで沸かし、麺を茹でる前の万全の体制を整えます。
ちなみにスープの中身を原材料名のところで見ると、食塩、ポークエキス、カツオエキス、カツオ節、イワシ煮干しと書かれているので、豚&魚介味、ってことのようです。ソーキ肉の味付けには液体昆布だしや泡盛などが使われているようです。
ソーキ肉が温まったところで、器にスープの素をお湯でとき、そして麺茹で10秒! 速攻で上げてソーキ肉を乗せて完成です。早速食べてみると、魚介の味をしっかり感じられるあっさりスープに、程よい弾力の麺が絡みやすくスルスル食べられる優しい味わい。そこに、ソーキ肉は崩れるほど、ほろほろで食べやすい「ソーキそば」でした。
こっちはストレート麺。『南都物産』の「特製ソーキそば」
「特製ソーキそば」2人前。沖縄の着物、紅型(びんがた)っぽいパッケージデザイン
続いては、『南都物産』が販売する「特製ソーキそば」。袋の裏を見ると、麺は糸満市にある西崎製麺所、スープは群馬県高崎市にある岡崎醤油、味付け豚肉は沖縄県中城村の沖縄ホーメルとのこと。意外なところで登場した群馬県ですが、お土産で関東の人が食べるなら、隠し味に関東の醤油は選択肢としてありかもしれません。
さっきの『サン食品』のソーキ肉は、2つが1袋になっていましたが、こっちは1個ずつ、1食ずつ味わうことができるのは嬉しいところです。賞味期限は約3ヶ月先。そしてさっきの麺は多少縮れていたのに対し、こっちはまっすぐストレートです。
麺の太さはラーメンで例えるなら中〜中太ぐらいのストレート麺
さっきの教訓を生かし、まずはソーキ肉を別鍋で温め、程よい頃に麺を鍋に投入。麺の茹で時間は3分半〜4分。スープの原材料を見ると、ポークエキスパウダー、粉末醤油、チキンエキスパウダー、ソウダカツオ節、混合ブシ、オニオンパウダー、昆布粉末、などと書かれています。『サン食品』の「ソーキそば」が塩味なのに対し、こっちは醤油味で、豚×鶏×魚介類ってことですね。
完成後、食べてみると動物系の旨みが感じられる、深みのあるスープが印象的。ストレート麺は、コシがあり適度にスープを絡めてくれるので、重たくなりすぎないのもいい。ソーキ肉はやや甘めの醤油味。スープ、麺、ソーキ肉それぞれ位いいバランスでした。
金のソーキに銀の沖縄そば! 店頭で目立っていた『与那覇製麺(食品)』の「ソーキそば」
金色のパッケージで目立っていた! 沖縄ローカル感よりインパクト重視?
3つ目は『与那覇製麺(食品)』の「ソーキそば」。袋に堂々と“沖縄県産”と書かれています。こちらも会社の公式サイトを見ると、沖縄そばはもちろんですが、ラーメンや焼きそば、うどんにパスタ、餃子の皮なども作っている会社のようです。沖縄の様々な麺料理、粉もん料理を担っている製麺所なのかも?
こちらも麺は中〜中太ぐらいのストレート麺。たまたまかもしれないが、ソーキ肉が少し大きめ
袋の表には「もっちり食感の生めん」「じっくり煮込んだソーキ肉」「かつお風味のあっさりスープ」と書かれていて期待度大。こちらも袋の裏をチェックすると、沖縄濃縮そばだしには、食塩、ポークエキス、発酵調味料、サバエキス、煮干しエキス、チキンエキス、かつおエキス、昆布エキス、オイスターソースなどが書かれています。
こちらも麺を茹でる時間は3分半〜4分半。パッケージから、魚介軸の豚・鶏スープをイメージしていましたが、食べてみると今回の中で一番甘みが強い「ソーキそば」。魚介や動物系の味もほのかに感じますが、甘味が立ったスープ。さらに、ソーキ肉も甘い味付けで、甘党の人向けに仕上がっているという印象。でもこれが、オーソドックスな沖縄そばなのかも。どこか懐かしい味わいでした。
沖縄そばの解説付き! 『シンコウ食品』の「ソーキそば生めん」
ソーキそば生めん2人前。麺の袋に載っているのが沖縄そばの解説
4つ目は『シンコウ食品』の「生ソーキそば」。ここも製造者は異なっていて、製麺は3つ目と同じ与那覇製麺(食品)、調味料は福岡市の松原食品、豚肉食品加工は沖縄ホーメルとのこと。となると、3つ目と4つ目の麺は同じかと思いましたが、ちょっとだけこっちの方が色が明るい印象です。同じ製麺所だけれど、きっとスープやソーキ肉のバランスなどで、麺を変えている可能性ありです。
そして、同封されていた説明書? 解説によると、なぜ蕎麦粉を使っていないのに沖縄「そば」なのか、そして沖縄そばの場所による麺の違いなどの説明が。
こういう解説があると、お土産に蘊蓄がプラスされて、よりありがたみが増してきます。
ソーキ肉のコラーゲンぶりっぶりはインパクトあり。たまたまかもしれないですが
スープの素はシンプルに、食塩、ポークエキス、カツオ節エキス、砂糖、調味料のみの表記。袋にも「こだわり生めん かつおとんこつだしが絶品!!」とデカデカと書かれています。そして、こちらは麺を茹でる時間が短めの1分半。あっという間の完成です。
動物系と魚介系のバランスの取れたスープに、程よくコシのある麺、ソーキ肉のプリプリな食感と全体のバランスがとても良い一杯でした。イメージとしては、ラーメンに近い? あっさりとしているけれど、旨味がしっかり感じられる美味しさです。
ラフテイそばとのコラボ『麺処てぃあんだー監修』の「なま沖縄そば」
「麺処てぃあんだー監修 なま沖縄そば」。人気店監修&そしておまけ付き!
ご当地ラーメンとかででよく見る、人気店監修のセット、なんですが那覇空港でも発見。『麺処てぃあんだー』は、那覇市にある、ゆいレールのおもろまち駅から徒歩20〜25分ぐらいの場所にある、沖縄そばの店。店頭では店主の顔写真がドーンとあって、お土産店のおすすめランキング1位、と紹介されていました。
しかも11月末購入時は、この商品を購入するとコーレーグース(ピリッと辛い沖縄の調味料)も1本プレゼントというキャンペーン中。そして、開封してみると、5品中唯一、乾燥ネギと紅生姜つき! だから他の4つのソーキそばと比べて、彩りがいいんです。
5品の中で一番の太麺。平打ちストレート。ソーキは太麺でラフテイは細麺だそうです
そしてここも、製麺所は2品目と同じ西崎製麺所、スープは栃木県にある正田フーズ、そして肉は2、4品目と同じ沖縄ホーメル。ちょっと気になって調べてみると、沖縄ホーメルは1959年創業で、缶詰をはじめ、ハム・ソーセージ製品、レトルトパック、惣菜などを開発、販売する、お肉専門の会社のようです。
調理して食べてみると、他の4つに比べ、乾燥ネギと紅生姜があることで、味わいに酸味や香りがちょっとだけプラス。スープは、魚介と動物系をバランスよく感じられるスープで、4つ目の『シンコウ食品』の「生ソーキそば」に近い気がします。大きく違うのは、存在感のある太麺。この麺はスープの持ち上げがよく、スープ&麺で旨みをしっかり感じられる美味しさでした。
検証結果! 編集部No1の「ソーキそば」は?
ソーキそばだけでこんなに違いがあるなら、もっと種類の多い沖縄そばのお土産だとどうなる!? 今度は本島以外のソーキそばも食べたいなぁ〜(食楽web)
検証結果。まずは麺で一番存在感があったのは、5つ目の『ひまわり総合食品』の「麺処てぃあんだー監修 なま沖縄そば」。太めの平打ち麺で、食べ応え、噛み応えがありました。さらに、乾燥ネギと紅生姜がついていたのも好印象でした。
そして、スープで、全体的にバランスがとれていると感じたのは4つ目の『シンコウ食品』の「ソーキそば生めん」。他のソーキそばに比べて材料はシンプルですが、スッと胃袋に入ってきて、おそらくみんなが好きな味わい。
ソーキ肉もスープと同じく『シンコウ食品』の「ソーキそば生めん」が好印象。厚みのある肉に存在感のあるプルプルの軟骨が存在感たっぷり、ごろっとしたお肉を期待するなら、ここが一押しの気がします。
どれも本当に美味しかったのですが、超個人的な感想でNO.1を選ぶなら、4つ目、『シンコウ食品』の「ソーキそば生めん」ではないかと思います。超個人的ですが。空港の名物グルメの食べ比べ、また遠くに旅する機会があったらを紹介したいと思います。
●DATA
那覇空港旅客ターミナルビル
https://www.naha-airport.co.jp
(c)TOKUMA SHOTEN@All Rights Reserved
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