1年生MF長璃喜が再びの起死回生弾…昌平が大津とのPK戦を制して準々決勝へ

2024年1月2日(火)14時2分 サッカーキング

試合終盤に値千金の同点ゴールを決めた昌平のMF長璃喜

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 第102回全国高校サッカー選手権大会3回戦が2日に行われ、昌平(埼玉)と大津(熊本)が対戦した。

 前半は、ボールを保持する昌平が主導権を握ってゲームを進める展開に。最前線のFW小田晄平が何度かフィニッシュまで持ち込む場面を作り出したが、ゴールを奪うことはできなかった。一方、大津は2トップを起点にサイドからの攻撃で活路を見出そうとする。

 すると拮抗した展開の中で迎えた37分、左サイドからのクロスを水戸内定のFW碇明日麻が競ってこぼれたボールを、今大会初先発のFW山下景司が右足で蹴り込んだ。少ないチャンスを見事モノにした大津だったが、前半のラストプレーで昌平が試合を振り出しに戻す。40+1分、ボックス付近でパスを繋いで好機をうかがうと、最後はボックス中央でパスを受けた小田がDFの前に入り込み、左足で冷静にネットを揺らした。

 迎えた後半は大津がカウンターからフィニッシュまで持ち込む形を増やしていくと、68分にCKからボックス中央の碇がヘディングシュート。これをGKの手前にいたMF稲田翼が頭でコースを変え、大津が再び勝ち越した。1点を追う昌平は71分に3枚替えを敢行。2回戦で試合終了間際に起死回生のゴールを挙げた1年生MF長璃喜らをピッチに送り込む。

 選手交代による効果が見られなかった昌平だったが、終了間際の78分にMF長準喜がドリブルで状況の打開を図ると、ボックス内で混戦となり、長準喜がヘッドで弟の長璃喜にパス。これを受けた長璃喜が右足を振り抜き、DFに当たってディフレクトしたボールがゴール左に決まった。またしても長璃喜のゴールで追いついた昌平は勝ち越しを狙って果敢に攻め込むも2−2で試合は終了。最終的にはPK戦を5−4で制した昌平が過去最高成績に並ぶ準々決勝進出を決めた。

 準々決勝は4日に行われ、昌平は、青森山田(青森)vs広島国際学院(広島)の勝者と浦和駒場スタジアムで対戦する。

【スコア】
昌平(埼玉) 2−2(PK:) 大津(熊本)

【得点者】
0−1 37分 山下景司(大津)
1−1 40+1分 小田晄平(昌平)
1−2 68分 稲田翼(大津)
2−2 78分 長璃喜(昌平)

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