死闘の末に昌平が國學院久我山に勝利! アディショナルタイムに1年生が劇的弾

2020年1月3日(金)13時47分 サッカーキング

壮絶な死闘となった國學院久我山対昌平

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 第98回全国高校サッカー選手権大会・3回戦が3日に行われ、國學院久我山(東京B)と昌平(埼玉)が対戦した。

 ポゼッションに重きを置くチーム同士の対戦となったこの試合。エースの小見洋太を中心に攻める昌平に対し、加納直樹を出場停止で欠く國學院久我山はアンカーの福井寿俊をセンターバックで起用する布陣で臨む。

 前半はお互いが良さをぶつけ合う展開。しかし、徐々に昌平がペースをつかむと、31分に紫藤峻が強烈なシュートを放つも、國學院久我山GK村上健がセーブ。2回戦のPK戦で活躍を見せた守護神がこの試合も安定したプレーを披露する。ペースを取り戻したい國學院久我山は、今年度での退任が決定している清水恭孝監督が早めの交代策を敢行。34分に吉田圭佑に代えて河原大輔を投入した。

 前半にスコアは動かず、試合は0−0のまま後半に突入。昌平は後半の立ち上がりも攻め込み、44分には紫藤のシュートが左ポストを直撃。47分にも小見がエリア内からシュートを放つも、今度はクロスバーに阻まれた。その後も昌平は再三決定的なシュートを放つが、GK村上健が立て続けにセーブする。國學院久我山も61分に清井大輔がゴールに迫るが、昌平GK牧之瀬皓太が落ち着いて阻み、試合の均衡はなかなか破れない。

 昌平は66分、フランクフルト所属のMF鎌田大地を兄に持ち、福島ユナイテッドへの加入が内定している鎌田大夢を投入して勝負に出る。すると、鎌田とのワンツーで抜け出した篠田大輝が決定機を迎えるも、シュートはサイドネットへ。その後も昌平は猛攻を仕掛け、國學院久我山守備陣も必死の守備を見せるが、アディショナルタイムに入った81分に篠田が値千金のゴールを奪取。直後にホイッスルが吹かれ、昌平が劇的な試合を制して準々決勝に駒を進めた。

 なお、昌平は5日、青森山田(青森)と富山第一(富山)の勝者と準々決勝で対戦する。

【スコア】
國學院久我山 0−1 昌平

【得点者】
81分 0−1 篠田大輝(昌平)

サッカーキング

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