カタルーニャ独立騒動が影響? メッシの新契約に特別条項が存在か

2018年1月5日(金)12時55分 サッカーキング

カタルーニャの独立騒動がメッシの新契約に影響を及ぼしているという [写真]=Getty Images

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 カタルーニャ独立騒動の影響は、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの新契約にも及んでいたようだ。4日付のスペイン紙『エル・ムンド』が伝えている。

 昨年10月1日、バルセロナが位置するカタルーニャ州では、独立の是非を問う住民投票が実施された。しかし、投票を巡って警察と住民の衝突が勃発。同日に行われたリーガ・エスパニョーラ第7節バルセロナ対ラス・パスマスの一戦が無観客試合となるなど、サッカー界にも大きな影響をもたらした。

 その後も政治的混乱が続く中、メッシは11月にバルセロナとの新契約にサイン。違約金は7億ユーロ(約953億円)に設定されていた。同紙によると、その他にもカタルーニャ独立騒動に関連した特別条項が存在しているという。

 同条項の内容とは「バルセロナがスペイン、イングランド、ドイツ、フランスのいずれかのリーグに参加しない場合は、設定された違約金を支払わずに契約を解除できる」というもの。スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、カタルーニャ州が独立した場合、バルセロナなど同州に位置するクラブはすべてリーガ・エスパニョーラに参加することができないとの見解を示していた。そのため、バルセロナがスペイン国外のリーグに参戦する可能性も浮上。一方で、カタルーニャ州が独自に創設したリーグで戦わざるを得ない状況も考えられた。

 トップレベルでのプレーを望むメッシ側は、カタルーニャ州の独立によって環境が激変する可能性を考慮し、上記の特別条項を入れることをバルセロナに求めたとされる。「スポーツと政治は切り離せない」と言われるが、サッカー界のスーパースターであるメッシであっても例外ではないようだ。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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