当初はレンタル延長を希望も…インテル、不振に陥るFWルカクの今夏の返却を検討か

2023年1月10日(火)14時7分 サッカーキング

チェルシーからインテルにレンタル加入中のルカク [写真]=Getty Images

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 インテルがチェルシーからレンタル加入中のベルギー代表FWロメル・ルカクについて、今夏の返却を検討しているようだ。9日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 現在29歳のルカクは2019年夏にマンチェスター・Uからインテルに加入。すぐさま定位置を掴むと、加入初年度となった2019−20シーズンは公式戦51試合に出場し34ゴールを挙げる活躍を見せた。2年目の2020−21シーズンもチームの”絶対的エース”として活躍。公式戦44試合の出場で30ゴールを記録し、チームのセリエA制覇に大きく貢献した。

 2021年夏には古巣チェルシーに復帰したルカクだったが、当時のトーマス・トゥヘル監督の戦術に適応することができず、チーム内での序列が低下。昨年1月には有償レンタルという形でインテルに復帰した。かつてのような活躍が期待されたルカクだったが、今シーズンは度重なる負傷の影響もあり本来のパフォーマンスを発揮することができず。ここまで公式戦7試合の出場で2ゴールという成績にとどまっている。

 今年6月末をもって現行のレンタル移籍期間が満了となるルカク。今回の報道によると、インテルは当初レンタル期間の延長を熱望していたものの、同選手の今シーズンこれまでのパフォーマンスを受けて、この方針を見直すことを検討しているという。クラブ側は今後もルカクの負傷状況やプレーを注視し、今夏以降の同選手の去就や待遇について議論を重ねていく模様だ。

 当のルカク本人は今月1日にイタリアメディア『スカイスポーツ』に対し、「僕はここに残って、正しいことをしたいと思っている。今後6カ月はインテルで最大限の努力をして、可能な限りうまくやりたいと思っている。そして、その後にチェルシーと話をして解決策を見つけなければならない」とインテル残留希望を明言している。今夏以降の残留に向けてはシーズン後半戦での活躍が必須となるだろう。

 なお、9日のイタリアメディア『スカイスポーツ』によると、ルカクは左ひざに軽度の炎症を負っており、10日に行われるコッパ・イタリア・ラウンド16のパルマ戦を欠場する可能性が高いという。

サッカーキング

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