今オフ中日の補強に球団OBが物申す!阿部の放出は「100%マイナス」 京田は「まだ伸びしろある」

2023年1月14日(土)6時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 昨季最下位に沈んだ中日は、ストーブリーグで活発な補強の動きを見せた。2019年以来の復帰となるソイロ・アルモンテ外野手やユーティリティープレーヤーのオルランド・カリステ内野手、19年にはメジャーで19本塁打を記録したこともあるアリスティデス・アキーノ外野手など、3人の外国人野手を獲得し、課題の打撃面を補強した。

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 また、話題を集めたのは2件の“電撃トレード”だ。昨季は133試合に出場し、打率・270、9本塁打の成績を残した阿部寿樹内野手を放出し、楽天から涌井秀章投手を獲得。また、2017年には新人王も獲得し、その後もショートのレギュラーとして出場していた京田陽太内野手を放出し、DeNAから砂田毅樹投手を獲得した。センターラインの2人を放出したトレードは大きな反響を呼んだが、球団OBはどう感じたのか。

 中日OBで現在は解説者を務める山崎武司氏がYouTubeチャンネル『ピカイチ名古屋チャンネル』に出演し、2件のトレードについて言及した。山崎氏は動画内で「涌井は別としておいてくださいね」と前置きした上で、「阿部を出すか出さないかということに関して、ドラゴンズからしたら100%マイナスなんですよ」と話した。それでは、なぜ阿部を放出したのか?「立浪監督の狙いは、『俺は本気だからな』と。油断していたら試合に出さないよ、という選手へのメッセージで阿部を出したと思うんですよ。チームを本当にキュっとさせるために」と、山崎氏は自らの見解を話した。

 また、京田のトレードについても「僕がもし上の立場だったら、出さないです」と話した。「あいつ(京田)はまだ伸びしろあるんですよ。売り出し中の土田がこのままショートでいけるかと言ったら、何の保証もないですからね。それだったら京田がいて『お前ら2人で争え』とした方が、京田も復活するし、土田のレベルも上がってくる。ここの競争心を高めてほしかった」と、理由を述べている。昨季は遊撃スタメンで56試合に出場した土田龍空は、京田がいなくなったチームで、ショートを不動のポジションにすることはできるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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