B・メンデスの圧巻ミドル炸裂！…久保建英不在のソシエダ、セルタ撃破でラ・リーガ5戦ぶり白星

　ラ・リーガ第21節が20日に行われ、セルタとレアル・ソシエダが対戦した。

　現在はヨーロッパ・カンファレンスリーグ（ECL）圏内の暫定6位につけているレアル・ソシエダ。しかし、直近のラ・リーガでは3つの引き分けを含む4試合未勝利と勝ち切れない試合が続いている。今節は16位に低迷するセルタの本拠地に乗り込んでの一戦。日本代表MF久保建英が不在のレアル・ソシエダはロビン・ル・ノルマンやブライス・メンデス、ウマル・サディクらが先発出場している。

　試合の均衡が破れたのは11分。ベニャト・トゥリエンテスが鋭い縦パスを供給すると、これを収めたB・メンデスがボックス手前中央から左足を一閃。狙い澄ましたシュートが美しい軌道を描いてゴール左下隅に突き刺さり、レアル・ソシエダが先制した。22分もレアル・ソシエダに決定機が到来。ピッチ中央でボールを受けたB・メンデスが浮き玉のスルーパスを供給し、抜け出したサディクがGKと1対1になったが、シュートは惜しくもビセンテ・グアイタに阻まれた。

　1点ビハインドとなったセルタもサイド攻撃を起点に何度かゴール前に迫っていくが、相手守備陣の最後の局面での粘り強い対応に苦戦し、決定的なシュートを放つことができない。対するレアル・ソシエダも先制後はなかなか良い形を作ることができず、互いに大きなチャンスを迎えぬまま時計の針が進んでいく。結果的に前半はこのままレアル・ソシエダの1点リードで終了した。

　後半の序盤もレアル・ソシエダが決定的なチャンスを作る。52分、ボックス手前中央やや左でFKを獲得すると、B・メンデスが左足で直接狙ったキックは左ポストに直撃。直後の54分にはB・メンデスの左からのFKをファーサイドのイゴール・スベルディアが折り返し、ジョン・マグナセライアとル・ノルマンが詰めたが、惜しくも追加点とはならなかった。

　その後、レアル・ソシエダはミケル・オヤルサバルやミケル・メリーノら主力を途中投入し、主導権を握ったまま時計の針を進めていく。対して1点ビハインドのセルタも次々とフレッシュな選手を投入し同点ゴールを狙いにいくが、なかなか決定的なチャンスを作ることができない。最終盤にはボール保持率を高め攻め込むシーンを増やしていくが、ゴールネットを揺らすまでには至らず。

　試合はこのまま0−1で終了し、レアル・ソシエダがラ・リーガで5試合ぶりの白星を手にした。次節、セルタは28日にアウェイでジローナと、レアル・ソシエダは27日にホームでラージョ・バジェカーノと対戦。なお、セルタとレアル・ソシエダは現地時間23日に行われるコパ・デル・レイ準々決勝で再び激突する。

【スコア】
セルタ　0−1　レアル・ソシエダ

【得点者】
0−1　11分　ブライス・メンデス（レアル・ソシエダ）