大型補強でも足りない?ドジャースのWS制覇を米識者が疑問視「アドバンテージがあるとは考えにくい」

2024年1月23日(火)6時30分 ココカラネクスト

大谷や山本を加えたドジャースは間違いなく大幅な戦力アップを果たしたが…(C)Getty Images

 今オフ、2度のア・リーグMVPの経歴を誇る大谷翔平の獲得をはじめ、大型補強を続けているドジャース。その戦力は投・打とも他球団を凌駕するほどの顔ぶれが並び、はやくも今季のレギュラーシーズン優勝やワールドシリーズ制覇の最右翼との呼び声も高い。

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 しかし、米国内からは大物選手を揃えた名門が2024年、世界一に辿り着くことへの「疑問点」を指摘する見解も伝えられている。米スポーツメディア『YARDBARKER』のライター、マット・ウィーゼンフェルド氏が、ワールドシリーズ制覇を目指すドジャースの攻守両面におけるウィークポイントを挙げた。

 現地時間1月21日のトピックの中でウィーゼンフェルド氏は、「レギュラーシーズンの最高記録を更新するかもしれないが、ワールドシリーズを制するということは、単に最も多くの才能を集めればいいわけではないことを忘れてはならない」と論じており、「私はドジャースについて多くの疑問を持っている」と主張。

 その上で、ピッチングスタッフに対し「ドジャースはこのオフ、多くの出費をした。ショウヘイ・オオタニ、ヨシノブ・ヤマモト、タイラー・グラスノーと投手陣のタレントは増えた」としながらも、大谷が今季登板できないと述べている他、「常に健康状態に疑問符がつくグラスノーは、2020年以降プレーオフで勝ったことがなく、キャリアでもプレーオフで2勝6敗、防御率5.72」と指摘。投手陣全体についても「10月にどれだけ戦力が残っているか」など見通している。

 また攻撃面には、3連敗で敗退した昨年のポストシーズンが計6得点だったことで、「最も重要なときに得点を挙げる可能性を高めることは何もしていない」と振り返り、さらに「今シーズンに向けて予想されるラインナップの半数を超える人数が31歳以上」と説明。加えて「アトランタやヒューストンのようなエリートコンテンダーと比較すると、彼ら(ドジャース)にアドバンテージがあるとは考えにくい」と分析している。

 守備面についても、「予想されるショートは、昨シーズンメジャーでプレーしていないギャビン・ラックス。私にはこれがタイトルチームの素質があるとは思えない」と故障明けとなる遊撃手への不安を吐露。他にも、大谷加入により、他のベテランプレーヤーの指名打者起用が制限されることなども指摘している。

 目標に掲げるワールドシリーズ制覇を成し遂げるためには、一年を通してあらゆる面で優位を維持するチームでなければならない。米識者が挙げたいくつもの疑問点は、実際にドジャースの“死角”となるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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