【ボートレースコラム】世界一早いグランプリ予想! 年末の金冠は馬場貴也がゲットする
2025年1月28日(火)4時30分 スポーツニッポン
記者が担当した前回(昨年11月19日)の当コラムで、まだSGチャレンジカップも終わらない時期ながら、大胆にも「24年のグランプリ優勝者は関東勢から誕生する」と予想した。
昨年は1月のビッグ戦線開幕となったPG1・BBCトーナメントで群馬の関浩哉が優勝し、3月SGクラシックでも群馬の毒島誠が優勝。関東地区のレーサーたちが、いい流れをつくっていたことが理由。そして、10月のダービーで埼玉の桐生順平がVを決めたことが決定打となった。
周知の通り、昨年のグランプリで頂点に立ったのは群馬支部の毒島。流れを読み取った予想は“正解”だった。グランプリ11度目のチャレンジで初の金冠をゲット。過去にグランプリ出場選出順位1位になったこともあり、6度、ファイナルに駒を進めて2度の準Vがあった。いずれは獲るべき存在だったのだ。諦めず努力し続けた者が報われたV劇だったと言える。
昨年、毒島よりも上の順位でグランプリ出場を決めていたのが滋賀支部の馬場貴也。自身2度目の選出順位トップでの参戦。トライアルの2回戦までは毒島同様の着順で順調に歩んでいたが、3回戦で5着になったことが響いて、ファイナルは4号艇となった。
一方、毒島は3回戦で3着となって絶好枠をつかむ。この枠番の差が明暗を分けた。百戦錬磨の夜王である毒島が、この最大のチャンスを逃すわけがない。馬場は5着敗退で終わった。
敗れた馬場はレース後「毒島選手が優勝したのは素直に良かったです。背中を見て自分もいつか獲れるように精進していきたい」と潔く勝者の毒島を称えた。馬場にとっては「次こそ」の思いも強くなったはず。今年もグランプリ出場がなれば7度目となる。機は熟してきた。今年のグランプリ覇者は馬場と、より大胆に選手名を挙げて、世界一早く予想しておく。(大中 耕司)