中日の低迷脱却のキーマンは?球界OBが石川昂也、高橋周平を指名!

2023年1月29日(日)12時36分 ココカラネクスト

 今オフ、大型トレードが話題となり、来季へ向け大幅なチーム改革を行なっている中日。2023年は低迷打破のシーズンとすべく、主力の顔ぶれが大きく変わっていくことが予想されている。

 その中でも、引き続き中心選手として期待が寄せられ、新シーズンでの奮起が求められているのが石川昂也と高橋周平の二人だ。今季プロ4年目を迎える石川は、昨季、レギュラー定着が期待されたものの左膝の負傷により夏場を前に戦線を離脱。初の開幕一軍、さらにプロ初本塁打も記録していただけに、本人ならずとも悔やまれるシーズンとなった。

【関連記事】沢村 ロッテ入り!獲得に「古巣」が動かなかった「理由」

 また、中日ナインのキャプテンも務めるなど野手陣の中心的存在だった高橋も、昨季は開幕直前に負った左足首の捻挫により2軍スタート、さらに8月にも右わき腹を痛め登録を抹消され、出場もわずか78試合にとどまっている。

 打撃陣の、そしてチームの支柱としての期待も大きかった石川、高橋の両選手。もちろん今季、巻き返しのためにはこの二人が、今度こそ先頭に立たなければならないことは明らか。そしてファン同様、球界大物OBからも、両者のチーム内での位置付けについてコメントが発せられている。

 現役時、千葉ロッテで長年レギュラー捕手として活躍した里崎智也氏が自身のYouTubeチャンネルの中で石川、高橋への想いを語っており、昨年を振り返りながら、今季の活躍へエールを送っている。

 里崎氏は、石川についてシーズン前より周囲からの評価、さらに期待も高かったとして、不本意なシーズンとなったことを嘆いた。また、昨季37試合出場、打率・225、5本塁打、19打点に終ったことで、怪我は仕方ないとしながらも「1年間働けなかったことにビックリよ。まだ若いのに、21歳」とポテンシャルを生かせなかったことを不満気味に述べている。

 その上で「今年は、石川を計算の上で阿部(寿樹)を出しているわけでしょ。そういった意味では今年も期待値が高いけれども」として、トレード移籍の阿部に代わる存在であると指摘した。

 また、78試合出場、打率・249、2本塁打、21打点に終わった高橋に関しても「期待が大きいだけに、成績が物足りない。『これぐらいの選手なのか』って思われちゃう」と前年より大きく数字を落としたことに苦言を呈している。

 加えて里崎氏は今シーズンを見据え「石川、高橋の二人は、トレードの編成の評価が試される存在でもあるから、今年は頑張んないと」とコメント、両選手が求められる結果を残すことこそ、中日が行っている選手の入れ替えの成果にもつながると主張。そして最後にも「この二人の存在感は大事になってくる」と期待の言葉を投げかけている。

 石川は復帰へ向け順調に回復していると伝えられており、高橋も春季キャンプを前に現在は自主トレを行っている。上位進出を目指す中日ナインにおいて、2023年のキーマンとも呼べるであろう石川昂也と高橋周平、今季の両選手のパフォーマンスには要注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「中日」をもっと詳しく

「中日」のニュース

「中日」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ