“日本を避けた論”が渦巻いた韓国 ソン・フンミンは「それはない」と否定も母国メディアは「期待以下だったのは事実」と糾弾

2024年1月29日(月)6時0分 ココカラネクスト

ソン・フンミンを中心にした攻撃が精彩を欠いた韓国。ベスト16での日韓戦を実現できなかった彼らには、批判が相次いだ。(C)Getty Images

「日本を避けたのではないか」

 現地時間1月25日に行われたマレーシア代表との試合後、韓国代表には、そうした指摘がSNSはもちろん、海外メディアからも飛んだ。

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 目下、カタールで開催中のアジアカップで、韓国はどこか低調なパフォーマンスに終始している。バーレーンとの初戦に3-1と勝利して幸先のいいスタートを切ったが、残る2戦は苦戦。ヨルダン(2-2)とマレーシア(3-3)と勝ち点を分け合い、最終的に2位でのグループ通過となった。

 勝てば、グループ首位通過の可能性もあった。しかし、マレーシアに3-2とリードした後半アディショナルタイム15分に同点弾をねじ込まれ、韓国はバーレーンの後塵を拝する形となり、グループDを2位通過していた日本とのベスト16での対決はなくなった。

 死力を尽くしたマレーシアの奮闘があってこその同点劇ではあった。しかし、土壇場で軽々と同点とされたため、「優勝候補とされる強敵(日本)を避けたのではないか」という先述のような指摘は韓国イレブンに飛んだ。64年ぶりのアジア制覇を目標に掲げるチームだけに、リアリスティックに決勝までの道筋を考えていてもおかしくはない。

 もちろん選手はそうした“異論”に真っ向から反発している。韓国メディア『OSEN』によれば、大黒柱のソン・フンミンはマレーシア戦後のミックスゾーンで外国人記者から「韓国が日本を避けようとわざと勝たなかったという憶測があるが?」と問われ、「No, That`s not true(違う。それはない)」と意見している。

 これに対して『OSEN』も持論を展開。理路整然と回答したソン・フンミンの表情を「言葉を失っていたように見えた」と振り返ったうえで、「韓国が日本を避けたのは事実ではない。ただ、そうしたあらぬ誤解を招くほどグループステージにおける韓国の3試合でのパフォーマンスが期待以下だったのは確かな事実だ」と訴えている。

 ともすれば、日本以上に厳しい逆風に晒されている今大会の韓国。この苦境をアジア屈指の精鋭軍団がいかに乗り切るのかは、実に興味深いところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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