「我々が思う菅野ではまだない」背水の陣に臨む巨人・菅野へ球界OBからの「叱咤」とは

2023年1月31日(火)16時50分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 いよいよキャンプイン。野球界にとって正月ともいえるこの日を契機に各チーム、開幕に向け準備を進めていく。

 各選手調整を進める中、昨年4位と5年ぶりにBクラスに沈んだ巨人でキーマンとされるのがエースの菅野だ。

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 オフにはハワイ、宮古島と場所を変え、自主トレを敢行。「野性的」をテーマに掲げ、2023年向けボディーを作り上げたというエースの復活に注目が集まっている。昨年は23試合に先発し、10勝7敗、防御率3・12。「もっともっと上を目指さないといけない」とエースの自覚を示していた。

 今季はビーディ、グリフィンと新外国人投手の加入も話題を集める中、チームの軸としての働きが期待されている。

 そんな菅野に関しては球界内からも様々な考察の声が寄せられている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、日本代表コーチも務めた高木豊氏は31日に自身のユーチューブチャンネルを更新。その中で「今年復活してほしい選手」として巨人では菅野の名前を挙げる場面があった。

 菅野に関して高木氏は「しっかりした数字を残している」とチームへの貢献を認めながらも「我々が思う菅野ではまだない」として、より高みを目指してほしいとした。今季達成してほしいノルマに関しては「15勝」と高い数字を掲げ、「まだいけると思う」と背中を押す。

 復活のポイントに関しては「もう1度まっすぐを復活させてほしい」と原点回帰ともいえる力強い直球の球威を取り戻してほしいと語った。

 近年では「スライダーに頼る確率が高くなっている」とした上で、「まっすぐにバッターが脅威を感じるぐらいの球」を投げてほしいと願った。

 菅野に関しては現在33歳と年齢を重ねる中で年々、球威が落ちてきているという見方もある。指揮官の原監督も「昔の名前ではダメ」ともう1度、立て直しを求める中、剛腕復活のためにもキャンプでは制球を気にすることなく「とにかく腕を振ってほしい」と高木氏は助言を送る。

 投手陣復活のキーマンは果たしてどんなパファーマンスを今季見せてくれるのか。巻返しに期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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