巨人・坂本 サバイバルキャンプの不安 「諸刃の刃」が指摘される理由

2023年2月3日(金)11時20分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人のベテラン、坂本勇人内野手(34)がキャンプで元気な姿を見せている。

 昨年までは自己調整が任されたS(スペシャル)班だったが、今季は1軍スタート。若手に交じってアーリーワークまでこなし、充実の日々をこなしている。

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 また侍ジャパンでもチームメートだった松田宣浩内野手(39)に関しては「もっともっと(声が)すごいですよ。代表でもやっていますけど、まだおとなしいです」と話し、かつてのチームメートで5年ぶりに広島から復帰した長野久義外野手(38)に関しても「すごく懐かしい気持ちもある。ロッカーでもよく話す。本当に心強い先輩。刺激し合いながらやっていければ」と腕をぶす。長野とはかつて、最多安打を分け合ったシーズンもある。「サカチョーコンビ」の復活なるかも、期待されている。

 3季ぶりV奪回のキーマンとされる。昨年は3度の故障離脱も影響し、キャリアワーストの成績と低迷。今年はフルシーズンで活躍できるかがチーム浮上の鍵を握ると見られている。

 一方、定位置の遊撃ポジションにはコンバート論がくすぶる。この点に関して坂本は「簡単には渡さない」と宣言もしているが、春季キャンプでは「微調整」も求められているようだ。

 坂本はキャンプに臨む心構えをこう話している。

「体と相談しながら。普通にばりばりやっていても思わぬけがが起きたりとか、そういうこともある。ちゃんと体調見極めながら『やるときはやる、休むときは休む』が大事になってくるんじゃないかと」

 若手に交じってアーリーワークなどもこなしながら、ハイペースで走りすぎると思わぬケガにつながりかねない。そこは長年培った経験も生かし、「早期予防」に努めているようだ。

 極めて慎重な姿勢には自身が置かれた立場も関係している。

 「原監督は主力の菅野、坂本に関してはチームの先頭に立ってほしいとハッパをかける一方で衰えを見せ始めたら、しっかり判断するとも話しています。坂本も今季、昨年のような姿を見せれば、後がないと分かっているのでしょう」(放送関係者)

 キャンプではしっかり元気な姿をアピールする必要もあるが、故障でもして出遅れれば、ポジションを奪われかねない。プロ17年目を迎える今季はこれまで以上に「危機管理」が大事なテーマとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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