【阪神】佐藤輝明が 4年目の進化へ 打撃以外でも「成長が求められるポイント」「新たな刺客」とは

2024年2月3日(土)6時40分 ココカラネクスト

佐藤は守備面の成長も求められている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 チーム初のリーグ連覇を目指す阪神では、球界屈指の投手力を誇るが、昨季はほぼ固定となったVメンバーにも更なる伸びしろが求められそうだ。

 その意味で真価が問われそうなのは、今季がプロ4年目となる佐藤輝明にもある。昨季は132試合に出場し、打率・263、24本塁打、92打点とキャリアハイの成績を残した。本塁打、打点ともチームトップ、入団以来3年続けて20本をマークは評価されながら、岡田監督からは未だレギュラーと明言されておらず、アピールを求められている。自身もオフには米国の「ドライブライン・ベースボール」で打撃フォーム改造にも着手と気合を入れて臨むシーズンとなる。

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 打撃以外で成長が求められているポイントは守備面もあがる。昨年はこれまでの外野併用から三塁固定となって初めてシーズン通して戦ったが、「20失策」を記録。三塁手としては村上宗隆(ヤクルト)に次ぐ多さでワースト2位となった。本拠地の甲子園球場は天然芝とあって、難易度も高いが、すでに三塁ポジションにはロマン砲の一人、豪快な打撃が魅力の小野寺暖も取り組んでおり、安穏とはしていられない状況となっている。

 育成出身の小野寺といえば、昨季43試合出場でキャリアハイの打率・347をマーク、得点圏打率も・375と勝負強さが売りの選手。昨年8月には佐藤に代わって、「3番・三塁」で先発出場も果たしている。これまでは代打稼業が主だったが、得意の打撃を生かして、外野手もしくは、三塁手争いに勝ち抜き、定位置奪取を目指している。

 ハングリー精神も強く佐藤にとっては手ごわいライバルとなりそうだが、守備の意識を高める上でも小野寺の存在がいい刺激となることは間違いない。ルーキーイヤーでは1試合、3本塁打をマークなど鮮烈な印象を残した。飛ばす力は誰もが認めながら、キャリアを重ね、打撃面では好不調の波を少なくすることも求められている。

 果たして佐藤は順調に開幕戦のホットコーナーを務めることができるか。岡田監督がいかにチームを動かしていくかに今後も注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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