長谷部誠をフランクフルト監督絶賛も…独紙は懸念「彼の現役引退後に…」

2023年2月3日(金)6時46分 FOOTBALL TRIBE

長谷部誠 写真:Getty Images

 ドイツ1部ブンデスリーガで多くの日本人選手がプレーする中、元日本代表MF長谷部誠(39)は7年以上にわたりアイントラハト・フランクフルトを支えている。そんな長谷部誠をフランクフルトのオリバー・グラスナー監督が絶賛しているが、現地メディアは同選手の現役引退後の問題点を指摘している。


 長谷部誠は数シーズンにわたりキャプテンとしてチームをけん引すると、昨季は副キャプテンとしてUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季はここまでリーグ戦での出番が少ないものの、先月28日のバイエルン・ミュンヘン戦ではおよそ4か月ぶりとなる先発出場。3バックの一角で粘り強い守備を見せ、チームに勝ち点1をもたらしている。


 グラスナー監督は2日の記者会見にて、長谷部誠の存在感の大きさについて聞かれると「長谷部誠はその存在感、経験、人柄、そしてもちろんクオリティの高さから、まわりの選手たちをサポートしている。だから、彼のような選手、人がチームにいてくれることはとても嬉しい。たとえ2試合出場しなくても、彼はいつもそこにいて、不平を言わず、必要なときにはすぐに立ち上がってくれる」と称賛している。


 そんな長谷部誠の今後については、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』が昨年12月に「2023年3月に彼とクラブ幹部がお互いの目を見て、もう1年というのが意味を持つかどうかを検討する」と伝えていた。


 またドイツ誌『ビルト』は、バイエルン戦での活躍をうけて「もしかしたら、長谷部誠の引退はまだ1シーズン先かもしれない。そうなるとブンデスリーガで最年長のプロフェッショナルは、アイントラフトでの歴代最年長出場記録を更新する可能性がある」と見解を示している。


 そんな中、ドイツ誌『キッカー』はグラスナー監督の発言をうけて「長谷部誠が奇跡的に若返らない限り、彼の現役生活が永遠に続くことはないだろう。遅くとも今シーズンか来シーズンで、現役は終わりだろう。それだけに、他の選手たちが早い段階から責任ある役割を担うことが重要だ」と、同選手引退後のチーム作りについて警鐘を鳴らしている。

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