ケガ人続出のレアル・マドリードに追い討ち…ベンゼマ&ミリトンがバレンシア戦で負傷交代

2023年2月3日(金)11時21分 サッカーキング

ベンゼマ(左)とミリトン(右)が負傷 [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第17節延期分が2日に行われ、レアル・マドリードがバレンシアを2−0で下した。同試合において、レアル・マドリードに新たな負傷者が発生してしまった。

 試合はスコアレスで折り返した後半、52分にスペイン代表MFマルコ・アセンシオの豪快なミドルシュートでレアル・マドリードが先制に成功。続く54分にはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが左サイドを独走してそのままゴールネットを揺らし、立て続けに追加点を記録した。試合はこのままタイムアップを迎え、レアル・マドリードがラ・リーガ2試合ぶりの勝利を手にし、首位を走るバルセロナとの勝ち点差を「5」とした。

 しかし、同試合ではレアル・マドリードの選手2名が負傷退場を強いられている。34分、ブラジル代表DFエデル・ミリトンがバレンシアのブラジル人FWサムエウ・リーノに体を寄せた場面で負傷。右太もも裏を抑えて座り込み、プレー続行が不可能となってしまった。直後の36分にはケガによる離脱から戻ってきたばかりのスペイン代表DFダニエル・カルバハルとの交代を強いられている。

 さらに、後半に入った56分には元フランス代表FWカリム・ベンゼマが左足を痛めた。クロアチア代表MFルカ・モドリッチの折り返しから左足でシュートを狙った直後、右膝の裏を気にするような仕草を見せた。数分間はプレーを続けたものの、60分に交代を要求。ブラジル代表FWロドリゴとの交代でピッチを後にした。

 スペインメディア『マルカ』によると、ミリトンは筋肉系トラブルの可能性が濃厚だという。試合が終わってから数時間ほどしか経過していないため、現時点でレアル・マドリードから負傷の詳細は明かされていないものの、ミリトン、ベンゼマともに数週間程度の離脱を強いられる恐れがありそうだ。レアル・マドリードは8日にモロッコで開催されるFIFAクラブワールドカップの初戦を迎えるが、両選手がクラブW杯を欠場する可能性も浮上している。

 両選手ともに重傷ではなさそうなことが救いだが、現在のレアル・マドリードには負傷者が続出している。バレンシア戦でカルバハルとフランス代表MFオーレリアン・チュアメニは復帰を果たしたものの、同DFフェルランド・メンディは左足半膜様筋(はんまくようきん)の損傷によりおよそ5週間程度の離脱を強いられる見込み。オーストリア代表DFダヴィド・アラバも1月上旬に左足ヒラメ筋を負傷してから未だに戦線復帰できておらず、元スペイン代表FWルーカス・バスケスも右足首の捻挫により復帰は2月下旬から3月上旬になりそうだと伝えられている。

 レアル・マドリードは多くの負傷者を抱える中で2月の過密日程を戦い抜かなければならない。5日に行われるラ・リーガ第20節マジョルカ戦を終えた後はモロッコでクラブW杯を戦い、その後も1週間に2試合を戦うスケジュールが続いていく。21日には敵地で開催されるチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦ファーストレグのリヴァプール戦を控えており、続く26日のラ・リーガ第23節ではアトレティコ・マドリードとの“ダービー”に臨む。そこから4日後にはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝ファーストレグ、バルセロナとの“エル・クラシコ”が待っている。過密日程を過ごす中、ミリトンとベンゼマが揃って戦線離脱となると、レアル・マドリードにとってはかなりの痛手となりそうだ。

サッカーキング

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