【阪神】今年も投手王国は健在か し烈な先発争い 注目のローテ予想

2024年2月4日(日)6時0分 ココカラネクスト

青柳は開幕投手を務め日本シリーズ最終戦にも登板した(C)Getty Images

 昨季38年ぶりの日本一に輝いた阪神の戦いぶりに今シーズンも注目が高まりそうだ。

 何より12球団1のチーム防御率(2・66)、最少失点(424)を誇った鉄壁の投手陣が今季もチームのストロングポイントとなりそう。岡田彰布監督も守りから固める野球を掲げており、そのためにも先発がどれだけ力を発揮できるかが大事な連覇のポイントともなりそうだ。

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 昨年は10勝をマーク、防御率1・75で最優秀防御率に輝き、MVP、新人王も獲得した村上頌樹、チーム勝ち頭の12勝をマークした大竹耕太郎といった新顔がチームの大きな力となった。

 この2人に加え、左のエース、伊藤将司はまずはローテ確定と見られている。残り3枠を昨季キャリアハイの8勝をマークした才木浩人、昨季の開幕投手、青柳晃洋、ベテランの西勇輝、若手の西純矢、注目左腕の門別啓人らが競うと見られる。

 巻き返しが期待されているのは過去2度の最多勝に輝くなどキャリアを重ねた青柳にもある。昨季は大事な開幕投手を託されながら、8勝6敗、防御率4・57。2軍降格も経験と苦しんだ。

 一方で勝負の後半戦から復活した右腕は大一番の日本シリーズ第7戦を任され、5回途中4安打無失点としっかりオリックス打線を封じ込めた。

 巻き返しを期すのはもう一人のベテラン右腕、西勇も同じだろう。阪神に移籍後5シーズン目となった昨季は7月下旬に不振のため二軍落ちも経験、18試合に登板し8勝5敗、防御率3・57。ただ8月に1軍に復帰してからは9月12日の巨人戦(甲子園)で完封勝利を成し遂げるなど、こちらも復活をアピール、日本シリーズでも2試合に登板し、日本一に貢献した。

 昨季5勝をマークした西純もさらなる飛躍が期待される一人だ。待望の開幕ローテ—ション入りとなったが5月途中に救援に配置転換、再度先発の機会も与えられたが、結果を残せず、目指す一軍定着は果たせなかった。昨季開幕前には岡田監督からも高い期待の言葉をかけられていただけに、意地を見せられるか。

 そして、高卒2年目左腕の門別がキャンプ、オープン戦を通じてどこまでアピールできるかも注目となる。指揮官からも投げっぷりの良さと直球の質を高く認められ、出始めの頃の井川慶を彷彿とさせるといわれるだけに躍進のシーズンとなるか。

 3月29日の開幕戦は東京ドームで宿敵、巨人とぶつかる。昨年は18勝6敗(1分け)と無類の強さを発揮した相手にどんな戦いを見せるのか。2024年版必勝ローテの行方に今後も熱視線が向けられそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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