100得点達成のケイン…8歳でのアーセナル退団は「人生で最高の出来事」

2018年2月6日(火)12時12分 サッカーキング

プレミアリーグ100語r−流を達成したケインが自身の半生を振り返った [写真]=Getty Images

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 トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが、自らのこれまでのサッカー人生を振り返った。5日付でイギリス紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』が報じている。

 4日に行われたプレミアリーグ第26節のリヴァプール戦、試合終盤に一度失敗していたPKを冷静に沈め、リーグ通算100点目を達成したケイン。141試合での100ゴール到達は元イングランド代表FWアラン・シアラー氏に次ぐ史上2番目のペースでの達成となった。

 2013−14シーズンにトッテナムのトップチームに定着して以降、毎年のように多くのゴールを重ね、今や押しも押されぬエースへと成長したケインの評価は国内のみならず、レアル・マドリードら各国の強豪が関心を示すほどのものとなっている。

 現在はトッテナムの大エースとして君臨するケインだが、幼い頃に最大のライバルであるアーセナルのユースチームでプレーしていたという。しかし、入団からわずか1年半でケインは同クラブを後にし、ワトフォードを経て以前からファンだったというトッテナムのユースチームに加わった。

 偉大な記録を達成したケインは、元プロ野球選手のデレク・ジーター氏が立ち上げた、アスリートが自らコラムを執筆するメディア『The Playes Tribune』で自身の半生を振り返った。

「僕が8歳の時、父親が僕の方に手を置いてこう言ったんだ。『ハリー、アーセナルは君のことを解放した』。僕はその瞬間に感じたことを本当に思い出すことができない。正直に言って、僕はその言葉の本当の意味を理解していなかった。あまりにも若すぎたんだ。しかし、父親がどんな反応をしたか、それが僕をどんな気分させたかは思い出すことができる。彼は僕を批判しなかったし、アーセナルのことも批判しなかった。そしてこう言ったんだ。『ハリー、私たちはより一生懸命働くだろう。そして続ける。別のクラブを見つけるだろう、いいね?』」

「多くの父親が、息子がプロサッカー選手になることを切望していたら、もっと違った反応をするだろう。しかし僕の父は決してそのようなプレッシャーを僕に与えることはしなかった。彼はいつもとてもポジティブだった。その後、僕はワトフォードのスカウトの目に止まった。ワトフォードのためにプレーした後、トッテナムのユースチームに加わった。物事がうまくいくと面白い。白いキットが僕によく似合うと思う。アーセナルとの最初の対戦を覚えているよ。その(うまくいっていた)時でさえ、僕はイライラしていた。彼らが僕を手放した時はわずか8歳だったが、プレーするたびに『大丈夫。誰が正しいのか、誰が間違っているのか見ていこうじゃないか』と考えていたんだ」

 アーセナル退団からトッテナム加入までの過程を綴ったケインは「今それを振り返って見ると、これはおそらく僕の人生で起こった最高の出来事だった。プレミアリーグ100ゴールを達成できて本当に嬉しい」と、自身のサッカー人生における転機であったと回想している。

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