世界一騒がしいゴルフトーナメント、通称“ピープルズ・オープン” 楽しむための豆知識をおさらい

2024年2月8日(木)15時0分 ALBA Net

名物ホール16番でギャラリーたちが大騒ぎをする(撮影:GettyImages)

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<WMフェニックス・オープン 事前情報◇8日◇TPCスコッツデール スタジアムC(米アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>

いよいよ日本時間の今夜に「WMフェニックス・オープン」が開幕する。この大会は“ピープルズ・オープン”とも呼ばれ、1週間を通して数多くのギャラリーが来場。ツアーでも屈指のお祭り大会だ。そんなビッグトーナメントを楽しむ前に、知って得する豆知識をおさらいしよう。




①“ケタ違い”の観客数

米ツアーのなかでも最大規模の観客動員数を誇り、2018年には大会史上最多の約72万人が来場。この年は土曜日に1日のギャラリー数としては最多の21万6000人を超える大観衆がコースに詰めかけた。昨年の国内男子ツアーの年間25万4684人(25試合、海外開催を除く)、国内女子ツアーの年間42万9781人(38試合)と比較すると、ケタ違いの観客数だと分かる。

この大会は音楽や食事、アルコールを楽しむバーエリアがたくさん。ゴルフ以外のレジャーも充実し、一種の“お祭り”のような雰囲気で行われる。

例年、ギャラリー数は大会4日間の中で土曜日が最も多く、最も少ないのは日曜日となっている。日曜日に観客が減る理由は、米国の国民的スポーツであるNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のスーパーボウルが開催されるためだ。ゴルフファンも米国スポーツ界最大のイベントのテレビ中継に夢中になるため、日曜日はギャラリー数が減少する。

②名物ホール16番パー3の魅力

「フェニックス・オープン」といえば、名物ホール・16番パー3の存在は忘れてはならないだろう。

通称「コロシアム」と言われるこのホールは、360度に巨大なギャラリースタンドが創設され、毎年約2万人が詰めかける。大音量のアナウンスが流れ、ビールやカクテルを片手にギャラリーたちが大騒ぎ。ゴルフ場とは思えない大熱狂の渦が巻き起こる。

その騒音のなかで選手たちはティショットを放ち、グリーンを捉えれば大拍手と大歓声。グリーンを外せばブーイングの嵐が飛び交う。一方、選手たちもこのホール専用のフットボールシャツを着込んで盛り上げるなど、この名物パー3が選手とファンの一体感を生み出す一助となっている。

③SDGsが進んでいるゴルフトーナメント

ド派手な印象のあるこの大会だが、“エコ”なトーナメントでも知れている。メーンスポンサーである「ウェイスト・マネジメント」は、北米のゴミ収集・廃棄物処理最大手。温室効果ガスの排出を削減や、水の節水、ペットボトルの使用を減らす取り組みなど、「世界最大の廃棄物ゼロイベント」としても知られている。

同大会は他にも、大会で使用される照明器具はすべて太陽エネルギーを使用するなど、最もSDGsが進んでいるゴルフトーナメントとして社会貢献活動に取り組んでいる。


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