ゴールへの気迫見せた原口元気、10戦ぶり勝利で「やっと一歩踏み出せた」

2019年2月10日(日)9時38分 サッカーキング

ゴールへの気迫を見せた原口元気。この試合最多5本のシュートを放った [写真]=picture alliance via Getty Images

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 ハノーファーの日本代表MF原口元気が、9日に行われたブンデスリーガ第21節のニュルンベルク戦で4試合ぶりにスタメンに名を連ね、フル出場で2−0の勝利に貢献した。

 試合は11分に相手MFシモン・ラインの一発退場でハノーファーが数的優位に立つと、MFニコライ・ミュラーが前半アディショナルタイム5分と77分にゴールを決め、10試合ぶりに勝利。残留争い直接対決で貴重な勝ち点3を得て最下位を脱出した。

 この日の原口はゴールへの気迫が違った。開始8分の豪快なボレーを皮切りに、立ち上がりから積極的にシュートを放つと、31分に訪れた最大のチャンスではペナルティエリア中央でロングスローのこぼれ球を右足ダイレクトで叩き、相手ゴールを脅かす。目に見える結果こそ出せなかったが、試合を通じて得点への意欲を全面に押し出していた。試合後の言葉にも、いつもより力がこもる。

「今日はもう(シュートを)打つと決めっていた。得点に対する意欲がもう一度戻ってきているし、そこを求めている。打てた事をまずポジティブに捉えて、次はそれを決めにいく。今日も4、5本打てたので、もちろん決めたかった」

 チームは長いトンネルを抜け出した。原口は攻守にわたって奮闘し、アジアカップ終了後の初戦で勝利に貢献。「相手の退場があったので、攻め続ければ入ると思っていた。本当に久しぶりに勝ち点3を取れて、やっと一歩踏み出せたかなと思う。本当にポジティブな勝利だった」と安堵の表情を浮かべた。

 監督交代も功を奏した。2試合目で初勝利を収めたトーマス・ドル新監督について、原口は「ポジティブで逃げずにサッカーをやろうと言っているので、チームとして凄くポジティブに変わってきている。それが結果に出たかなと思う」とチームの雰囲気の良さも明かした。

 ハノーファーは次節、16日にアウェイでホッフェンハイムと対戦する。

サッカーキング

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