今夜激突! マンC対チェルシーについて知っておきたい7つのこと

2019年2月10日(日)18時7分 サッカーキング

マンチェスター・Cとチェルシーが激突する [写真]=Getty Images

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 10日に行われるプレミアリーグ第26節では、マンチェスター・Cとチェルシーによるビッグマッチが開催される。マンチェスター・Cは6日の第27節エヴァートン戦に2−0で勝利した。一方のチェルシーも、2日の第25節ハダースフィールド戦で5−0と大勝。チャンピオンズリーグ出場圏内である4位に返り咲いた。両チームは24日に行われるカラバオ・カップ決勝でも対戦するため、ここで負けるわけにはいかないだろう。激戦必至の大一番について、今回は知っておきたい7つの情報を紹介する。

■通算対戦成績ではチェルシーが圧倒

 両チームがリーグ戦で対戦するのは、今回が148回目。過去147試合は、マンチェスター・Cの48勝、チェルシーの60勝、そして39引き分けと、チェルシーが勝ち越している。1992年のプレミアリーグ創設以降に限っても、チェルシーはマンチェスター・C相手に25勝7分け11敗と圧倒。実は、マンチェスター・Cがプレミアで最も敗れている相手がチェルシーになる。

■前回対戦でマンCは今季初黒星

 今季、公式戦ではこれが3度目の対戦になる。昨季の“プレミア王者”であるマンチェスター・Cと“FAカップ覇者”のチェルシーは、昨年8月のコミュニティ・シールドで激突。マンチェスター・Cが2−0の勝利を収めた。しかし、昨年12月に行われたプレミア第16節では、チェルシーがリベンジを達成。ホームで2−0と勝利し、マンチェスター・Cに今季リーグ戦初黒星をつけさせた。マンチェスター・Cはこの試合に敗れると、チェルシー相手に通算11度目の“シーズンダブル”を許すことになり、クラブワースト記録を更新する。

■ペップの“天敵”チェルシー

 ジョゼップ・グアルディオラ監督とマウリツィオ・サッリ監督の“名将対決”としても注目の一戦になる。両雄は監督として過去に4度対戦して、グアルディオラの3勝1敗。スペイン人指揮官が勝ち越しているが、実はチェルシーを大の苦手としている。監督キャリア通算で、3勝4分け4敗と負け越し。リヴァプール、レアル・マドリード、ドルトムントと並び、監督として最も負けているチームがチェルシーになる。さらに、2016−17シーズンには監督キャリアで初めてシーズンダブルを許した。前述のとおり、昨年12月の前回対戦でも黒星を喫しており、天敵を迎え撃つことになる。

■ホームで滅法強いマンC

 過去の対戦成績や相性では、分が悪いマンチェスター・C。しかし、彼らは本拠地エティハド・スタジアムで滅法強い。今季プレミアのホームゲームでは、勝ち点(36)、勝利数(12)、得点(43)、シュート数(271)、枠内シュート数(103)、チャンス創出数(213)、敵陣でのボールタッチ数(599)、ボール支配率(69%)と、あらゆるスタッツでリーグ1位を獲得。さらにホームでは、昨季から数えて14試合連続で複数得点を挙げており、10日に2ゴール以上を挙げればプレミア新記録を打ち立てる。

■注目の同胞対決

 勝敗のカギを握るのは、やはり両ストライカーになるだろう。マンチェスター・Cのセルヒオ・アグエロは、3日の第25節アーセナル戦でプレミア通算10回目となるハットトリックを達成。元イングランド代表FWアラン・シアラー氏の11回に次ぐ歴代2位の記録を打ち立てた。プレミアでの実績は申し分なく、チェルシー戦では最近5試合の出場で5ゴールをマーク。さらに昨夏のコミュニティ・シールドで全得点を挙げたのも同選手だった。頼りになるエースの存在は、マンチェスター・Cにとっても心強いはずだ。

 対するチェルシーは、今冬にゴンサロ・イグアインを獲得し、待望の“9番”を手に入れた。同選手は前節ハダースフィールド戦で、移籍後初ゴールを含む2得点をマーク。エデン・アザールとも21本のパス交換を行うなど、新戦力とは思えない上々のコンビネーションを披露している。現王者を相手にどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、ファンならずとも注目が集まるだろう。

 なお、アグエロとイグアインと言えば、アルゼンチン代表で長らく“9番”の座を争ってきたライバル同士。果たして、イングランドでの初対戦でどちらが“ダービー男”に輝くのか。同胞対決の行方も見逃せない。

■影のキーマンは主審!?

 メインキャストは選手たちだが、彼らと共にピッチに立つ主審にも注目して欲しい。今回の一戦を裁くのは、マイク・ディーン主審。2000年9月からプレミアを舞台に活躍するベテランで、これまでに472試合を担当している。そんな同主審はプレミア通算99枚のレッドカードを出しており、“100枚”にリーチがかかっているのだ。さらに99枚の内訳を調べると、マンチェスター・Cとチェルシーが最多9枚。両チームは最大の被害者となっている。今季も第19節のレスター戦でファビアン・デルフを退場させており、特にマンチェスター・Cにとっては注意が必要となりそうだ。

■予想オッズは?

 イギリスの大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』は、この試合の勝敗予想オッズを発表。日本時間8日15時時点で、マンチェスター・Cの勝利に「1.47倍」、チェルシーの勝利に「6.5倍」、そしてドロー決着には「4.5倍」のオッズがついている。ホームで戦うマンチェスター・Cの圧倒的優位が予想されているようだ。だが、チェルシーは“プレミア前年度王者”とのリーグ戦はここ7試合に無敗。しかも、現在3連勝中と強さを発揮している。今回も“王者喰い”となるのか、要注目だ。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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