今やヒーロー! ボールボーイから世界的な選手に成長した4人の有名選手

2021年2月10日(水)16時30分 サッカーキング

ピッチ上のスターも、かつてはボールボーイだった [写真]=Getty Images

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 マンチェスター・Cに所属するイングランド代表MFフィル・フォーデンのツイートが話題となっている。

 フォーデンは7日に行われたプレミアリーグ第23節リヴァプール戦で、1ゴール1アシストを記録。4−1の勝利に貢献し、イギリスメディア『BBC』の「プレイヤー・オブ・ザ・マッチ」にも選ばれた。

 一躍ヒーローとなったフォーデンは、試合後に自身のツイッターを更新。「How it started How it’s going」というコメントとともに投稿された写真に写っていたのは、リヴァプール戦のゴールシーンと、マンCでボールボーイを行っていた2014年当時の自身の姿だった。

 8歳から“シティ”のユースチームに所属していたフォーデンは、チームがプレミア初優勝を果たした2011−12シーズンの最終節でも「(セルヒオ・)アグエロが決勝点を決めたゴールのすぐ裏にいた」という。ボールボーイを務めていた少年が、プロの選手としてチームを勝利に導く——。そんな夢のような話に大きな反響が集まっている。

 そこで今回は、ボールボーイから世界的な選手に成長を遂げた4人の有名選手をピックアップ。興味深いエピソードとともに紹介する。

※カッコ内は(現所属クラブ/国籍)

▼カラム・ハドソン・オドイ(チェルシー/イングランド)

 トーマス・トゥヘル新体制で右ウイングバックとして新境地を開拓中のハドソン・オドイは、チェルシーのボールボーイとして特別な瞬間に立ち会っている。

 2014年1月のマンチェスター・U戦で、元カメルーン代表のサミュエル・エトー氏がハットトリックを達成すると、ボールボーイを務めていたハドソン・オドイの下に駆け寄り、一緒に喜びを分かち合ったのだ。

「ゴールが決まった瞬間、僕は嬉しくてエトーを見ていたんだ。そうしたらこっちに来て、手を握ってくれた。幼かった自分にとってプロ選手が来てくれるなんてクレイジーなことだった」

 2019年のインタビューで当時をそう振り返ったハドソン・オドイは、自分が得点を挙げた時にも同じことをすると語っている。今後ゴールネットを揺らすことがあれば、その後の振る舞いに要注目だ。

▼ブラヒム・ディアス(ミラン/スペイン)

 ボールボーイ時代にピッチ脇で見ていた選手と共演を果たし、アシストを決める——。そんな奇跡的な経験をしたのが、現在ミランでプレーするディアスだ。

 レアル・マドリードに所属していた2019年3月。ウエスカとの試合でディアスがアシストした相手は、憧れの先輩であるスペイン代表MFイスコだった。マラガの下部組織出身であるディアスは、イスコが出場していた2011年の試合でボールボーイを担当。8年の時を経て、今度は同じピッチ上で得点を喜び合うことになったのだ。

 さらに昨シーズンは、レアルでリーグ制覇を達成。優勝決定後に撮影されたトロフィーとのツーショット写真もまた、大きな反響を呼んだ。

▼マタイス・デ・リフト(ユヴェントス/オランダ)

 オランダの名門アヤックスで若くしてキャプテンを務めたデ・リフトも、かつてはボールボーイとしてトップチームの試合を見守っていた。

 その頃に撮影されたウルグアイ代表FWルイス・スアレスとのツーショット写真は、今シーズン開幕前に大きな話題となった。バルセロナ退団が秒読みとされていたスアレスの移籍先に、デ・リフトが所属するユヴェントスの名前が挙がっていたからだ。

 結局、スアレスはアトレティコ・マドリードへ移籍することが決まったため、再会とはならず。だが、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台で直接対決が実現する可能性は残されている。34歳のスアレスと21歳のデ・リフト。彼らの“1対1”は、ファンならずとも目が離せないだろう。

▼イアゴ・アスパス(セルタ/スペイン)

 セルタのユースチーム出身で、現在は不動のエースとして活躍するアスパスも、ボールボーイ歴を持つ選手の一人だ。

 2000年8月、本拠地『バライードス』で行われたローマとの親善試合にボールボーイとして参加。ピッチ脇から試合を眺める様子を収めた写真をアスパスが2017年に公開したところ、SNS上にはファンからのコメントが相次いだ。

 なお当時の試合には、ローマに加入したばかりだった元日本代表の中田英寿氏が出場。「NAKATA」のプレーはアスパスの目にどのように映ったのだろうか。

サッカーキング

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