【巨人】紅白戦スタートで注目される「がけっぷち組」の逆襲
2023年2月11日(土)11時10分 ココカラネクスト
(C)Getty Images
V奪回を目指す巨人キャンプでは復活を目指す選手たちの逆襲にも注目が高まっている。
11日には今キャンプ初の紅白戦が行われる。ドラ1ルーキー・浅野翔吾(18=高松商)がいよいよ実戦デビューとなることも話題を集めるが、ひそかに目をぎらつかせている選手も多い。
【関連記事】巨人のスーパールーキー・浅野翔吾に早くも指摘された「弱点」とは
松原誠弥(28)もその一人。「育成の星」として2021シーズンに一躍ブレークしたが、昨年は伸び悩んだ。出場50試合で打率・113、0本塁打、4打点に終わった。球団からも大きな期待をかけられ、背番号「9」を託されるもわずか1年ではく奪。春季キャンプも2軍スタートとなっている。
一方、今春の1軍キャンプでは同じ外野手のドラフト2位ルーキー、萩尾匡也(22=慶大)の評価がうなぎ上りとなっている。紅白戦では白組で「1番・中堅」としてデビューすることも決定。松原は紅組チームで「1番・左翼」として出場予定とあって、俊足好打、同タイプの先輩として、負けるわけにはいかない。
逆襲を目指す今季に関しては「今年は違うなと思われたい。打つにしても守るにしても、どんな形でもアピールしていきたい」と意気込む。
ほかにも目をぎらつかせている選手がいる。同じく紅組チームで「4番・遊撃」で出場予定の広岡大志(25)だ。「ポスト坂本」として期待される広岡も昨年は苦しんだ。
チームで長年ショートを守る坂本勇人(34)が故障離脱で出場機会を減らす中、十分にアピールできなかった悔しさがある。「いい結果を出せるようにやるだけ」とこちらも腕をぶす。
11日、12日に行われる紅白戦は沖縄二次キャンプへ行くための大事な判断指標になるといわれている。
2軍キャンプスタート組はここでしっかりアピールしておきたいところ。その元気な姿こそ首脳陣も待ち望んでいる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]