WEC:1号車にロッテラー/ジャニ/セナ。LMP1復帰のレベリオン、各車ラインアップを発表

2018年2月13日(火)12時34分 AUTOSPORT web

 2月9日、ACOフランス西部自動車クラブから2018/19年WEC世界耐久選手権の年間エントリーおよび2018ル・マン24時間レースのエントリーリストが発表され、レベリオン・レーシングもLMP1クラスに名を連ねたが、チームは同日、1号車と3号車、各車のドライバーラインアップを明らかにした。


 2017年にこれまで参戦してきたLMP1プライベータークラスからLMP2クラスに移行し、その年にシーズン4勝をマークするなどの活躍で見事シリーズチャンピオンを獲得したレベリオン・レーシング。


 オレカの新型シャシー『レベリオンR13』とギブソンの新型LMP1エンジンの組み合わせたマシンを使用し、ふたたびプライベーターとしてLMP1クラスに復帰することをアナウンスしたチームは、LMP2王者獲得に貢献したブルーノ・セナをはじめ、長年チームに在籍するマティアス・ベッシェ、ポルシェ・ワークスドライバーのアンドレ・ロッテラー、ニール・ジャニ、さらに若手のグスタボ・メネゼス、トーマス・ローランという6名のドライバーの起用を発表済みだ。


 今回行われた発表では、この6名のドライバーの組み合わせが明らかとなり、1号車R13はロッテラー/ジャニ/セナ、3号車R13がベッシェ/メネゼス/ローランという布陣で計10台が参戦するLMP1クラスを戦うこととなった。


 チャンピオン経験者が揃う1号車R13と、ベテランと若手の組み合わせとなった3号車R13を駆るドライバーはブリーフィングを同時に行うなど、チーム内のすべての情報を共有するが、“連携と厳格”を今季の挑戦のキーワードに掲げるレベリオンでは、チーム内の競争を促進させる方針を採るという。


「(2014年から)長らく続くレベリオン・レーシングとオレカの協力関係が継続することを誇りに感じると同時にうれしく思う」と語るのはレベリオン・グループ副社長のカリム・ボハドラ氏。


「LMP1の新開発プロジェクトは合理的に進んでいる。両社の提携によって進むこの新たな挑戦が(昨年のような)大きな成功を収めることを祈っているよ」


 オレカグループのヒュー・ド・ショーナック代表もまた「レベリオン・レーシングとコラボレーションし、新しい挑戦ができることを本当に嬉しく思う」とコメント。


「この10年で耐久レースの有力チームとなったレベリオンチームは、レベリオンR-Oneでの成功の後、LMP2のオレカ07でもWECを制し今度はR13とともにふたたびLMP1参戦という新しいプロジェクトを立ち上げた」


「技術的にも人間的にも、我々はこのオフシーズンに車両開発を通じて緊密な関係を継続させている。スポーツカーレースにおけるトップカテゴリーに参戦し、他メーカーと戦う刺激的なチャレンジが楽しみだよ」


 レベリオンとオレカが共同開発する新型LMP1マシン『レベリオンR13』は3月8日に開幕するジュネーブ国際モーターショーに先駆け、6日のプレスカンファレンスで初公開される予定。サーキットデビューは4月6〜7日のプロローグテストの数日前となる見込みだ。

レベリオンR13 イメージ
発表された2018年ドライバーラインアップ。左からT.ローラン、G.メネゼス、A.ロッテラー、N.ジャニ、B.セナ、M.ベッシェ


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