契約延長とドイツ代表復帰…悩めるクロース「決断には時間がかかる。それが正しいものであってほしいから」

2024年2月13日(火)19時39分 サッカーキング

契約延長とドイツ代表復帰の可能性に言及したMFクロース [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードのMFトニ・クロースが、自身の去就について語った。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 プロキャリアを始めたバイエルンと、2014年夏から在籍するレアル・マドリードの2クラブで、国内リーグ戦を6度、チャンピオンズリーグを5度優勝すなど、クラブレベルで計32タイトルを獲得。また、ドイツ代表としてワールドカップをも制覇した“皇帝”は、今年1月に34歳の誕生日を迎えた。昨夏に1年間延長した現行契約の満了が迫り始めた今、「人々の記憶から消えた頃にフットボールを辞めるということはしたくない」と美学を口にしていたクロースの去就に再び注目が集まっている。

 13日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16のライプツィヒ戦の前日会見に出席したクロース。やはり、記者から契約延長についての質問を尋ねられた同選手は「僕はいつも包み隠さずに話しているけど、本当にわからないんだ。どうしようか悩んでいて、何も決まっていない。多くの人からもう1年プレーすることを切望されるのは嬉しいし、ポジティブな要素でもある(笑)。それでも、まだわからないんだ」と明かした。

 またクロースは、“もうひとつの決断”に関しても、総じて「まだわからない」と強調した。今年に入り、レアル・マドリードとの契約延長以外にも、ドイツ代表復帰の可能性が加熱しているが、「それらは今、僕が抱えているすべての問題。決断しなければならないことがたくさんあって、それでいてまだ何も決められていない。気分や将来のプラン…可能な限りトップレベルでキャリアを終えたいという願望によるもの」と告白。続けて「1年前にも同様のことを話し合い、その決断には満足している。ただ、これから下す決断は、もう少し時間がかかるものになるだろう。それがどうか、正しいものであってほしいから」とするとともに、「代表チームについても同じだ。可能性はあるけど、まだわからない」と慎重な姿勢を貫いた。

 そんなクロースは、ここまで公式戦31試合に出場し1得点7アシストを記録するなど、スター選手が集まる“白い巨人”においても出色のパフォーマンスを見せている。好調を維持するカギについては「10年前と変わらずに勝ちたいという気持ちを持つこと。そうしないと、やっていけない。3日おきにプレーできるように、体のケアは怠っていないし、物事はうまくいっている」と披瀝。また、「それに身体よりも、頭の状態に驚かされているよ。17歳のときにバイエルンでキャリアを始めた僕は、せいぜい15年が限界だろうと思っていた。あそこでは非常に高度なレベルの考えを要求されるからね。今でも意欲とモチベーションが残っていることにびっくりだ」と語っている。

 契約満了まで約5カ月、“正解”を探し求めるクロースは、残留、退団、復帰と、どのような決断を下すのだろうか。

サッカーキング

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