コースを最高のコンディションに作り上げるグリーンキーパー 業界平均年収はいったいいくら?

2024年2月15日(木)11時45分 ALBA Net

「グリーンの仕上がりを一番重視します」と豊田さん。芝刈り機を使い、刈高の誤差が出ないように刈り込む。同時に芝の病気の有無なども確認(撮影:山代厚男)

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前職がシステムエンジニアという豊田一弘さんは、グリーンキーパー歴10年。現在は鹿沼カントリー倶楽部(栃木県)のコースを最高のコンディションに仕上げるため日々奮闘している。


「元々、外で体を動かすことが好きだったのでシステムエンジニアは向いていなかったと思います(笑)。コース管理の仕事を始めたきっかけは、就職活動をしているときに知人の親御さんに紹介してもらったことです。実際にやってみると、コースが綺麗に仕上がる過程が楽しくて夢中になりました。お客様の『良いコースだった』というサイトでの書き込みなどを見たときは、心から頑張って良かったと思います」
 
芝を綺麗にすることに夢中になれる。豊田さんの仕事の原動力がそこにある。グリーンキーパーの仕事が楽しいのは、具体的にどんなところなんだろう。
 
「狙いどおりに仕上がったときです。グリーンやフェアウェイを自分が目指したコンディションに仕上げられて、それをお客様にも喜んでいただいたときにやりがいを感じます。ただ芝のコンディション作りは、一筋縄ではいきません。気象条件を踏まえながら常にいい状態を保つのは大変な作業です。特にグリーンは繊細なので気を遣います」
 
そんなグリーンキーパーの年収は、いったいどれくらいなのだろう。ゴルフ場芝植え付け作業員、造園工の業界平均年収を職業情報提供サイト(日本版O-NET)「jobtag」で調べてみると、従事している人の平均年齢は45.6歳で全国の平均労働時間は月169時間。そして平均年収は360.7万円だった。就業形態の割合は正規職員が41.7%で、自営やフリーランスが41.7%となっている。
 
豊田さんは現在57歳。鹿沼カントリー倶楽部でコース管理の仕事を始め、グリーンの芝刈りやカップ切りから業務を覚え、現在は管理全体のマネジメントも行っているという。
 
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