柔道・丸山城志郎が引退「非常に濃い柔道人生」 東京五輪代表決定戦で阿部一二三との24分の激闘
2025年2月17日(月)15時0分 スポーツ報知
東京五輪代表をかけて対戦する丸山城志郎(左)と阿部一二三
2019、21年柔道男子66キロ級世界選手権王者の丸山城志郎(ミキハウス)が17日、現役引退することを所属先が発表した。
丸山は「本日、2月17日をもって柔道選手を引退することを決意いたしました。これまでたくさんの応援を本当にありがとうございました。3歳から柔道をはじめ、オリンピック優勝を目標として、日々稽古に励んできました。結果、その夢は叶(かな)いませんでしたが、どんなに苦しい時も闘い抜くことができたのは、いつも応援してくださった皆様のおかげです。非常に濃い柔道人生でした。ありがとうございました」と書面でコメントした。
1993年8月11日、宮崎市に生まれ。福岡・沖学園高、天理大を経て、ミキハウスへ入社した。兄・剛毅さんも元選手。
ライバルは同じ66キロ級で、五輪2連覇中の阿部一二三(パーク24)。有名なのは、一二三との日本柔道史上初となるワンマッチによる21年東京五輪代表決定戦だ。ゴールデンスコア方式の延長で24分の死闘の末に敗戦。2度の世界王者に輝くなど実力者として名をはせたが、五輪の舞台は遠かった。後日、引退会見を開く予定。