目標は3勝+“大台”10億円 鈴木愛は女王の強さ取り戻す1年に【開幕戦注目選手】

2024年2月18日(日)12時0分 ALBA Net

昨年のダイキンは6位。苦手意識もなくなり、狙うは頂点だ(撮影:米山聡明)

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2月29日から開催される「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで今年の注目選手の意気込みやオフの様子を、本人のコメントとともにお届け。今回は鈴木愛




2017年、19年の賞金女王が“捲土重来”を目指すことになる。ツアー通算18勝の鈴木愛は、今季目標として「3勝」を掲げた。

昨年は8月の「北海道meijiカップ」で2季ぶりの勝利。これは「得意な試合で、毎年優勝争いはするけど勝てない大会でした。初めてのボギーなしで優勝することができてうれしかった」と、本人にとっても印象に残るできごとになった。

19年にはシーズン7勝を挙げて2度目の女王タイトルを手にしたが、その後は苦しい時間を送ることに。新型コロナウイルスが猛威をふるったことで20-21年が統合シーズンになったが、14試合に出場した20年は未勝利に終わり、16年から続いていた年間の連続勝利は4年で途絶えた。21年の「資生堂レディス」を制した際には、大粒の涙を流し「ゴルフをやめようと本当に考えた」という心境を吐露したほどだ。

そして22年も勝てないまま一年間が終了。それでも「スイングがシンプルになり、ショットが以前より曲がらなくなった」という23年にひさしぶりの勝利を手繰り寄せた。今の課題は「1週間維持できるショットと、パッティングの精度を保つこと」。そのために今オフも1月28日〜2月17日の期間で恒例のアリゾナ合宿を行い、体力強化とショット精度を上げる練習に取り組んでいる。

ダイキンオーキッドは18年に自己最高位となる3位に入ったが、もともと「苦手意識があった」ともいう。ただ22年は8位、そして昨年は6位と、ここ2年はそんなイメージがウソのような活躍を続けている。今では「結果も出せるように頑張ります」と、頂点を見据えることもできている。

現在の生涯獲得賞金は8億9947万8924円だが、これを10億円にする大台突破も大きなモチベーションになっている。19年には1億6000万円以上を稼ぎ出した元女王が、その時のような強さを追い求めるシーズンを迎える。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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