2年ぶりVの松山英樹を支える“チーム松山”の想い 「ほっとしました」

2024年2月20日(火)7時0分 ALBA Net

松山英樹が2年ぶりに優勝! チーム松山で喜びの自撮りをしていた(撮影:GettyImages)

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<ジェネシス招待 最終日◇18日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

米国男子ツアー「ジェネシス招待」で、2年ぶりの米ツアー通算9勝目を飾った松山英樹。そんな松山を陰で支えるチーム松山にとっても最高な瞬間となった。


昨年1月の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」から専属トレーナーとして須崎雄矢氏がチーム松山に加わり、新チームが結成された。担当した当時は首痛があるなかで、昨年1年で棄権数がだいぶ減ったという。須崎トレーナーのなかで、今年は「棄権させない。体のコンディションを整えること」を目標にサポートしてきた。

今季6試合目で、4連戦中の松山の疲労が心配ではあったが「最後まで万端、万全な状態で回ってほしいと毎日ケアはさせてもらっていたので、すごく報われました」と今回の勝利で表情も和らぐ。「ホッとしました。いったん、ひと段落」と自身の役目に達成感を感じ、「とりあえず勝てて、単純にうれしいです」と笑みを見せる。

松山のコーチを務める黒宮幹仁コーチは取材陣から祝福の言葉を送られると「ホッとしました」とひとこと。「先週からちょっとパットが入り始めて、もともとショットはうまいので、このコースとうまくマッチングしてスコアが出ればおもしろい戦いができるのかなと思っていた。特別勝ったみたいな感じもなく、きのうあたりからショットもよくなってきたので、爆発したらおもしろくなるなと今日の朝は見ていました」と勝利の予兆はあった。

6打差の7位タイで最終日をスタートし、前半は1番から3連続バーディを奪った。後半も10番から続けて3つスコアを伸ばした。「とりあえず3たて(3連続)でバーディを獲ったので、あとは彼に任せてと思って見ていました」とロープ外から、優勝を願いながら見守った。さらに15番、16番、17番とバーディを奪取しボギーフリーの「62」をマークして大逆転。“新生”チーム松山の初勝利に全員の頬が緩む。

オフシーズンにスイング改造を行いながら開幕戦を迎え、ショットの不調に苦しむこともあったが、「開幕からやることを変えずにやり続けてきたことが、結果につながったのかなと思う」と繰り返し同じ練習メニューをおこなった成果が、今大会の最大の勝因となったようだ。

これから「アーノルド・パーマー招待」や「ザ・プレーヤーズ選手権」、「マスターズ」とビッグトーナメントが始まる。「引き続きがんばります。いま、いいチームなので」。今季2勝目に向けてチーム一丸となって通算10勝目へ向かう。


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