巨人、V奪回への懸案は離脱した「大勢の穴」 代役に挙がる3人の名前とは

2024年2月20日(火)17時30分 ココカラネクスト

ケラーは有力な守護神候補だ(C)産経新聞社

 突然のニュースにヒヤリとした巨人ファンも多いのではないでしょうか。

 ジャイアンツの絶対的守護神・大勢が2月8日、右ふくらはぎ痛のため、キャンプ地の宮崎を離れて一時帰京。故障班に合流し、リハビリに専念することになりました。

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 プロ野球の担当記者は言います。

「大勢は自身のインスタグラムのストーリーズで、ランニング中に痛めたことを明かし、早期復帰に意欲を示しています。開幕に間に合えばベストですが、ふくらはぎは野球選手にとってとても大事な箇所。チームとしては長引いたときのことも想定して、危機管理を進めることが重要になってきます」

 大勢は昨年、右上肢のコンディション不良に悩まされ、登板は27試合にとどまり、14セーブ、防御率4.50と精彩を欠きました。守護神が消えたチームは苦戦を余儀なくされ、終盤の逆転負けが多発。二の舞いを避けるべく、オフはリリーフ陣の補強に心血を注ぎ、厚いブルペンが構築されつつあります。

 もしも、大勢が開幕に間に合わなかったら−。

 前述の記者は代役に3人の名前を挙げます。

(1)カイル・ケラー
「昨年までの2年間は阪神でプレーしました。猛虎の9回を担った実績もあり、球威からいっても守護神を務められる資格は十分でしょう。得意のカーブとともに、スプリットの精度に磨きをかければ、鬼に金棒です」

(2)西舘勇陽
「中央大学出身のドラフト1位ルーキーです。代名詞のクイック投法に球威、制球力なども申し分なく、候補の一人と言えるでしょう。東都大学リーグでは先発だけでなく、抑えの経験もあって数多くの修羅場を乗り越えてきた強心臓の持ち主。適性は十分です」

(3)菅野智之
「絶対的エースとして通算121勝を積み重ねてきた右腕も、早いもので34歳。昨季は4勝8敗に終わり、この春のキャンプでは並々ならぬ決意で取り組んでいると評判ですが、『役割』を変えてしまうのも復活へ向けた一つの手です。1イニング限定となれば、過去にない『NEW菅野』がセ・リーグの強打者と対峙することになり、期待が膨らみますね」

 とはいえ、まずは大勢がきちんと開幕に間に合うことが一番。しかし万が一の場合、これほどの選択肢があるということは、V奪回を目指すチームにとってもリスク管理として大きいと言えるでしょう。層が厚くなった今年の巨人。首位戦線を賑わせてくれるか、ファンの期待が高まります。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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