新庄ハム 解消できない「抑え問題」 求められる指揮官の「姿勢」とは

2023年2月21日(火)12時20分 ココカラネクスト

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 新庄剛志監督(51)が「優勝しか目指さない」と公言して調整を続ける日本ハムキャンプで懸案事項が浮上している。

 18日の中日との練習試合(名護)、3ー3の9回に登板した北山亘基(23)が長短打を浴びて失点したことがクローズアップされた。

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 チームの守護神不在は昨年から続くチーム課題となっている。昨年シーズン序盤はこの日投げた北山が務めたが、段々と調子を落とし、シーズンを通して固定できなかった。シーズン終盤には侍ジャパンメンバーにも選ばれた伊藤大海(25)が指揮官肝入りで「守護神テスト」を課されたこともあったが、オフに入ってから伊藤は改めて先発を直訴。本人の意思を尊重したことで、守護神問題が再び宙に浮いていた。

 現状で守護神候補には北山、石川直也(26)、ロドリゲス(31)の名前が挙がるものの「悩ましい、青写真はないですね」(建山投手コーチ)とピタッとはまる形はまだ見つかっていないという。

 一方、この窮状には「準備不足」という指摘もある。そもそも当初の構想では伊藤の守護神プランは頓挫したが、ほかにも近藤健介(29)のFA移籍に伴いソフトバンクから人的補償で獲得した田中正義(28)に関しても、150キロ超の直球を持ち、高い制球力を誇ることでストッパー向きという見方もあったが、こちらも本人の希望は先発とあって、ピースははまらなかった。

 こういった流れに関しては「選手の希望、いうことをすべて聞いていたら、チームにならない。監督がチーム方針を定めたら、ある程度しっかり従わせることも必要ではないか」(球界関係者)と指揮官にグリップ力を求める声もある。

 開幕まで40日余り、新球場開場も控える。「優勝しか目指さない」シーズンには安定した守護神が必要なことはいうまでもない。この難題に首脳陣はどう道筋をつけていくのか。今後も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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