大谷翔平、つば九郎に「感謝しています」…キャンプ2度目の取材・調整は「フィーリングが大事」
2025年2月21日(金)11時37分 読売新聞
トレーニングするドジャースの大谷(20日)=須藤菜々子撮影
【グレンデール(米アリゾナ州)=帯津智昭】2季ぶりに投打の二刀流に復帰する米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が20日(日本時間21日)、キャンプで2度目の取材に応じ、ここまでの調整状況やロバーツ監督が明かした今季の起用方針などについて語った。
大谷は18日に2度目のブルペンに入り、21球を投げた。「引き続き、いい強度で投げられた。次回のブルペンでもう少し、ワンステップ強度を上げられたら」と今後を見据えた。オープン戦では登板せずに調整を進めていく方針で、「前回(2018年)の手術の時も、そういう感じでは一応やっている。初めてではないというのは、ある程度、復帰する上で自分の心の中で余裕が持てる要因かなと思う。あまり焦ることなく、自分のフィーリングが大事」と語った。
ロバーツ監督は20日、大谷を今季、1番打者として起用する方針を明言。大谷は「まだあまり特に話してはいない。プランはプランでしかない。どこに入っても基本的には自分のバッティングができればいいんじゃないかなと思っている」と強調した。オープン戦は2月末か3月頭に初出場する見通しとなっており、打者としても調整を加速させていく。
また、プロ野球ヤクルトの公式マスコットのつば九郎の担当者だったスタッフが死去したことについて、「実際に(スタッフに)直接会ったことはもちろんない。ただ小さい頃から見ているし、代表的なマスコットとして人気はあったと思うので、非常に残念だけど、感謝しています」と追悼の言葉とともに、野球界を盛り上げた功績に謝意を示した。
日本代表「侍ジャパン」での活動時にグラウンドでつば九郎からいじられることもあり、「つば九郎は、そう(会ったことがある)ですね」と懐かしんだ。